かぐわしきみなと通信

ChanelのMademoiselle Privé展へ

ロンドンとソウルに続いて香港にやってきたシャネルのMademoiselle Privé。

香港のアートハブ、PMQで2/11まで開催中です。

先日、ついに行って来ました! いや~素敵でした。

入場料無料で、アプリをダウンロードしてそこから入場時間を予約するという仕組み。

PMQの広場から始まります。さまざまなオブジェが写真スポットになっていました。

DSC01039.jpg

奥にちいさな建物があり、そこからがいよいよ展示の本番です。

DSC01041.jpg

こちらはシャネル No. 5に捧げる部屋。No. 5に使われているジャスミン、サンダルウッドなどが、それぞれビーカーに入って、不思議なパイプでつなげられていました。いい香り!

DSC01045.jpg

この部屋のあとは、PMQの建物の中へ入っていきました。

スーツとドレスを解体していくビデオ。その造形の精密さに驚かされます。

DSC01058.jpg

マジカル!!

DSC01060.jpg

こちらはツイードスーツ!

DSC01055.jpg

ここからは手仕事の美しさ、精巧さを讃える展示が続きます。

さまざまなビジュアルが組み合わせられていて、夢のような世界に。

DSC01062.jpg

お針子さんの工程と技術がうかがえるような展示も。

DSC01065.jpg

立体感たっぷりのドレス。

DSC01067.jpg

そしてこのコーナーは何重にも重ねられた布が作るフレームから姿を見せるディテール。とてもドラマチックで素敵な展示スタイルです。

DSC01068.jpg

DSC01074.jpg

アングルも見せるパーツも考え抜かれています。

DSC01077.jpg

DSC01085.jpg

素敵な白いトンネルを抜けたら、今度はぐっとミステリアスな黒い空間へ。

DSC01139.jpg

ここに展示されたドレスには、すべてアトリエで費やした時間が書かれています。

2009年春夏オートクチュールのこのドレスは850時間!

DSC01096.jpg

もっとも時間がかかっているのがこの1996年春夏のこれ。なんと1200時間!

DSC01101.jpg

ホログラムで浮かんでいるかのような展示スタイルで、気の遠くなるような精巧さがよく分かります。

DSC01111.jpg

またまた恍惚とさせられたところで。

DSC01089.jpg

1932年にハイジュエリーに革命をもたらしたというBijoux de Diamantsの展示も圧巻でした。

DSC01117.jpg

マネキンにジュエリーをセットするスタイルを継承しつつ、ぐっとモダンな展示になっています。

DSC01125.jpg

トルソの切り抜き方が何とも言えません!

DSC01126.jpg

セクシーバック!!

DSC01130.jpg

こちらも! ヒップに沿って流れるジュエリーの艶やかさといったら!

DSC01128.jpg

オープニングでパフォーマンスをしたファレルとのコラボジュエリーもこの中に。

過去と現在がいろいろな形でつなげられていることを感じます。

DSC01119.jpg

最後のコーナーは、ジェラルディン・チャップリンが演じるココ・シャネルが、現代に蘇り、カール・ラガーフィールドと対面するというムービーです。

DSC01140.jpg

ついに会えたね、あなたの精神を現代に引き継いで発展させてるんだよ、と伝えるカール・ラガーフィールド。

DSC01143.jpg

それほど大きな展示ではないのに、すっかり見事な美の世界に浸りきることができるMademoiselle Privé、堪能しました!

日本でも開催されるといいですね! 

 

甲斐美也子

2006年より香港在住のジャーナリスト、編集者、コーディネーター。東京で女性誌編集者として勤務後、英国人と結婚し、ヨーロッパ、東京、そして香港へ。オープンで親切な人が多く、歩くだけで元気が出る、新旧東西が融合した香港が大好きに。雑誌、ウェブサイトなどで香港とマカオの情報を発信中のほか、個人ブログhk-tokidoki.comも好評。大人のための私的香港ガイドとなる書籍『週末香港大人手帖』(講談社刊)が発売中。

ARCHIVE

MONTHLY

Business with Attitude
Figaromarche
airB
言葉の宝石箱
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories