かぐわしきみなと通信

ChanelのMademoiselle Privé展へ

ロンドンとソウルに続いて香港にやってきたシャネルのMademoiselle Privé。

香港のアートハブ、PMQで2/11まで開催中です。

先日、ついに行って来ました! いや~素敵でした。

入場料無料で、アプリをダウンロードしてそこから入場時間を予約するという仕組み。

PMQの広場から始まります。さまざまなオブジェが写真スポットになっていました。

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奥にちいさな建物があり、そこからがいよいよ展示の本番です。

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こちらはシャネル No. 5に捧げる部屋。No. 5に使われているジャスミン、サンダルウッドなどが、それぞれビーカーに入って、不思議なパイプでつなげられていました。いい香り!

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この部屋のあとは、PMQの建物の中へ入っていきました。

スーツとドレスを解体していくビデオ。その造形の精密さに驚かされます。

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マジカル!!

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こちらはツイードスーツ!

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ここからは手仕事の美しさ、精巧さを讃える展示が続きます。

さまざまなビジュアルが組み合わせられていて、夢のような世界に。

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お針子さんの工程と技術がうかがえるような展示も。

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立体感たっぷりのドレス。

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そしてこのコーナーは何重にも重ねられた布が作るフレームから姿を見せるディテール。とてもドラマチックで素敵な展示スタイルです。

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アングルも見せるパーツも考え抜かれています。

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素敵な白いトンネルを抜けたら、今度はぐっとミステリアスな黒い空間へ。

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ここに展示されたドレスには、すべてアトリエで費やした時間が書かれています。

2009年春夏オートクチュールのこのドレスは850時間!

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もっとも時間がかかっているのがこの1996年春夏のこれ。なんと1200時間!

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ホログラムで浮かんでいるかのような展示スタイルで、気の遠くなるような精巧さがよく分かります。

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またまた恍惚とさせられたところで。

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1932年にハイジュエリーに革命をもたらしたというBijoux de Diamantsの展示も圧巻でした。

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マネキンにジュエリーをセットするスタイルを継承しつつ、ぐっとモダンな展示になっています。

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トルソの切り抜き方が何とも言えません!

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セクシーバック!!

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こちらも! ヒップに沿って流れるジュエリーの艶やかさといったら!

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オープニングでパフォーマンスをしたファレルとのコラボジュエリーもこの中に。

過去と現在がいろいろな形でつなげられていることを感じます。

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最後のコーナーは、ジェラルディン・チャップリンが演じるココ・シャネルが、現代に蘇り、カール・ラガーフィールドと対面するというムービーです。

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ついに会えたね、あなたの精神を現代に引き継いで発展させてるんだよ、と伝えるカール・ラガーフィールド。

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それほど大きな展示ではないのに、すっかり見事な美の世界に浸りきることができるMademoiselle Privé、堪能しました!

日本でも開催されるといいですね! 

 

甲斐美也子

2006年より香港在住のジャーナリスト、編集者、コーディネーター。東京で女性誌編集者として勤務後、英国人と結婚し、ヨーロッパ、東京、そして香港へ。オープンで親切な人が多く、歩くだけで元気が出る、新旧東西が融合した香港が大好きに。雑誌、ウェブサイトなどで香港とマカオの情報を発信中のほか、個人ブログhk-tokidoki.comも好評。大人のための私的香港ガイドとなる書籍『週末香港大人手帖』(講談社刊)が発売中。

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