東南アジアクルーズで海に囲まれた休日
とても久しぶりに家族でホリディ!
日本語版のカタログなどの製作をここ何年かお手伝いしているコスタクルーズからのお誘いで、4泊5日のクルーズへ。
飛行機で香港からシンガポールへ行き、そこからクルーズ船でタイのプーケットとマレーシアのランカウイ島を回って、シンガポールに戻るという旅です。
クルーズは2回目の参加ながら、前回は冬に香港から台湾だったので、今回はもっとリゾート気分が期待できるはず。
実際始まってみて、思いの外、素晴らしかったのは、どこまでも広がる大海原、水平線、広い空、太陽と雲が織りなす色彩と光の饗宴でした!
海が見える場所に普段から住んでいるとはいえ、朝目覚めた時に見る最初の景色がこれ、というのにはもう感動。
一人で早起きした朝は、コーヒーとペストリーを抱えて、船の一番先頭へ。最高の朝ご飯です。
寄港地のプーケットに停泊中、ビーチで遊び疲れてから船に戻って、こんなおやつタイムも良い気分。
夕焼けは航行中に自分のキャビンのバルコニーで満喫。
香港に住んでいると、風水のことを取材したり書いたりする機会があり、日常的にも風水の考え方が自然に入ってきたりします。飛んできた龍が水を飲みに立ち寄るため、ビクトリア湾など、水があるところは縁起が良いとされています。九龍半島は、うねうねとした山並みが龍の背中のようだということで、九頭の龍がいる場所として名付けられたとか。そんなことを思いながら、どこまでもうねり続ける波を見ていると、まるで龍があちこちで泳いでいるみたいだなーなどと考えてしまうのも、香港生活が長くなった証でしょうか?
広い船の中を歩き回ると、意外な絶景スポットを見つけたりします。こちらは船のいちばん後方のデッキ。パノラマで写真を撮りまくりましたが、水平線が丸みを帯びて視界いっぱいに広がっている風景は、本当に心に染み渡ります。
もちろん海を見ていただけではありません! 寄港地のプーケットのビーチで子どもたちが遊ぶ姿を見ながら。私たちの乗っているコスタ・ビクトリアが遠くにいますね。あそこから小さな船に乗り換えて岸までやってきました。
道路には、あんなヌードルの屋台をバイクで運ぶ仲良さそうな夫婦を目撃したり、
道ばたでフルーツを売るお姉さんにパイナップルを手早く切り分けてもらったり、
子どものゴーグルを探しに入った雑貨屋さんで、こんな風にタイ米が売っていました。これで炒飯作ったら美味しそう。
ぶらりと入った店でランチにファッタイをオーダーしたら、しっかり美味しいし、
サービスだよってこんなにきれいなフルーツがどっさりやってきて、びっくり(一人一本ずつもらいました、全部じゃありません、笑)
フルーツの彫刻はタイの名物なのですね。船内のレストランにもこんなデコレーションが! また船内アクティビティーにも、この彫刻を習える教室がありました。
船の中でもいろいろ楽しみがあります。ウェルカムディナーは少しグレードの高いレストランで。パスタにどっさりチーズをかけてもらってよろこぶ次男。
おすまししているかと思えば、ウェイターさん達が踊りだして、みんなかり出されるし(笑)
気がついたら、うちの息子は前でウェイターさんたちに混ざって踊っていました!
アイスティーを頼んだら、なぜかアヴリル・ラヴィーンが入った缶が出て来てびっくり。手広くやってるんですねー。
部屋には毎日、タオルで作ったいろいろな動物がなぜか置かれています(客室係の人が作って行く)。今日はクジャクでした!
香港に戻ったらいきなり12度で、風邪を引いてしまったものの、ひと味もふた味も違う旅で、海を心ゆくまで感じる毎日を過ごすことができました。
朝焼けとともに、ちらりと見えた虹。
心に残るホリディになりました!
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