かぐわしきみなと通信

かぐわしきみなと通信/甲斐美也子

週末マカオで子豚の丸焼き広東ディナー!

「そうだ明日マカオに行こう」と突然のノリで、週末マカオ旅をしてきました。

香港から船で1時間ちょっとですから、埠頭までの移動を考えるとだいたい2時間の距離。

今回泊まることにしたのは、以前はウエスティン・マカオだったホテル、グレート・コロアン。

カジノのないリゾート感覚たっぷりのホテルなので、家族でのんびりするのにはぴったり。

マカオの中では一番人里離れたエリアであるコロアンも、賑やかなマカオとはまた違う魅力です。

到着後すぐにディナーへ! やっぱりマカオに来たらマカオビールを飲まないと始まりませんね♪

すっきり飲みやすい味! バタバタとした移動の後にはほっとします。

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さて、今日食べてみたのは、このホテルにある観海軒という老舗広東料理店。随分前に取材に来たのはこの店でした。テーブルについて、注文を済ませて、さっそく子豚の丸焼きコーナーへ!

海が見えるベランダでやっています。週末になるとどっと人が押し寄せるそうで、この日はとても静か。それもいい感じでした。

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同じ豚の丸焼きでも、ポルトガル風と広東風の両方が用意されていました! さすがマカオです。

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おー焼いてる、焼いてる! 美味しそう。

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とりあえずもう全種類お願いして、テーブルに持ってきてもらいました!

香港やマカオの披露宴に行くと、各テーブルに子豚丸ごと焼き上げたのが、どーんと載ってきたりするので(そしてなぜか目の所にはプチトマトが載せてあったり、笑)、それを想像して(慣れないとやっぱり丸ごとには抵抗があったり)緊張していた子供たちも、あ、こういう風になるのね、とほっとしていました。ソースもマスタードや、子豚の肉汁や、南乳などいろいろな種類がありました。

子豚の中にご飯を入れて焼いたり、皮をカリカリにしたり、いろいろな調理法で風味の異なるBBQポークをたっぷり満喫。

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しかしこのコース、大人1人298香港ドルなので4000円ぐらいで、ものすごい充実してます。

スープ、粥麺、野菜、デザートなどを、いくつかの中から選べるのです。コラーゲンたっぷりの美容食、魚の浮き袋を使った広東スープも本格的で、とっても美味しい! いろんな味がじっくり煮出されています。

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こちらは焼き豚炒飯と野菜2種。他にヌードルも来ました。

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これは7年前にこの店で取材したときに、原稿を書いたここの名物デザート。シェフがしっかり漢方の勉強をした上で作っているという、丸ごと梨のスイートスープ。梨は肺に良くて、肺は肌を美しくするのに大切な器官だったりするそうです。クコや鳩麦もはいっています。これは美味しい!

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もう一つ頼んだのが、ツバメの巣入りミルク生姜プリン♪ とっても贅沢だし、丁寧に作られて間違いのない味。満足!!

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実はマカオは広東料理も本場なので、とても楽しめるのですよ-。

みんな何度も食べ放題のBBQをお替わりしたせいか、すっかりお腹いっぱい。

部屋には、こんな美味しそうなウェルカムデザートが! でも冷蔵庫に入れて明日食べることに。

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暗くてよく見えませんが、ビーチの辺りが少し華やかだけれども、とても静か。明日の朝が楽しみです♪

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すでにすっかり旅行気分になってきました。マカオの休日の始まりです。

 

甲斐美也子

2006年より香港在住のジャーナリスト、編集者、コーディネーター。東京で女性誌編集者として勤務後、英国人と結婚し、ヨーロッパ、東京、そして香港へ。オープンで親切な人が多く、歩くだけで元気が出る、新旧東西が融合した香港が大好きに。雑誌、ウェブサイトなどで香港とマカオの情報を発信中のほか、個人ブログhk-tokidoki.comも好評。大人のための私的香港ガイドとなる書籍『週末香港大人手帖』(講談社刊)が発売中。

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