かぐわしきみなと通信

『週末香港大人手帖』出版! 表紙の麗しい点心は「文華廳」

先日、ついに著書『週末香港大人手帖』が無事出版されました!

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香港ならではの広東料理や点心などから、国際料理、最先端バー、ローカルグルメ、きれいになる食、自分へのご褒美にもしたいおみやげ、アフタヌーンティー、スパ、ホテルなど盛りだくさんの内容です。

それに私が日々出会った大好きな風景の写真もちょこちょこ入れました。

もともとライターですから、いつか自分の本をとは思っていたものの、まさか自分ですべて写真を撮った本を出せるとは夢にも思っていなかったので、とても嬉しいです。

これは最後まで候補に残った風景写真のいくつかです。

ブルースリーの壁画は、四方街という通りにあります。

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車公廟の風車。

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私にとっては、東西、新旧、都会と緑など、一度に色々な要素が見えてカラフルな景色が香港なのです。

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この本、手に取ると意外と軽く、旅のお伴にぴったりなんですよ。

今まで香港本というと、ローカルグルメ限定というものが多かったので、幅広く今の香港を紹介できているのではないかと思います。そして舌と目の肥えた大人の方に、この本をきっかけに、じっくり香港を楽しんでもらいたいなーと思っております。

さて、この表紙になっているのは、香港の老舗ホテル、マンダリン オリエンタル香港の「文華廳」でいただいたもの。

左が湯葉で伝統的な牛肉球を包んでリボンのようにあしらった上に、蟹の卵を載せた石榴牛肉球。右は透き通った皮からさまざまな茸やビーツの色がのぞいて見えるベジタリアン点心なのです。

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こちらの店は、やっぱりローズピンクのテーブルクロスがとても特徴的なのです。博物館級の中国骨董と溶け合う優雅なインテリア。

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新しく総料理長に就任した黄シェフの料理を目当てにうかがったこの日、とても感動したのがこの一品。本の中でも言及していますが、写真は出していないフワフワの揚げウニカスタード(太史海膽戈渣)です。かつてはレバーなどを入れて作った100年以上前のレシピであるこのカスタードを、ウニでふわり、とろりとした食感を出して、現代に蘇らせています。びっくりするような美味しさでした。

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中はこんな感じでクリーミー。菱餅のような形が可愛いですね。

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点心もいろいろいただきました! こちらも伝統的なスープ餃子。中にはたっぷりスープが入っているけれども、匠の技で作られた皮はびくともしない、でも厚すぎず適度な薄さで食感も良いのです。

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ホテルの高級飲茶では、こうやって盛り合わせて運ばれてくることが多いですね。タロ芋フライを使った白鳥に、当然美味しい叉焼豚、大根のパフ。

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広東シェフの腕の見せ所と言われる干し鮑の料理。上手に戻していい具合に調理するのには長年の経験が必要なのです。

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メインはこの日、ロブスターとモヤシ、卵、フカヒレの炒め物。さらっとゴージャス、ツボをついた炒め具合で、箸が止まりません。

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ヌードルは海老雲呑入り! 甘酸っぱいタレと麺の絡まり方が絶品で・・・・・・。幸せ。

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デザートは小豆と白玉のスイートスープ。香港風お汁粉ですが、日本のものよりずっと砂糖が少なくて、すっきりしたヘルシーな味。心と体が温まります。

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これは去年の秋で、月餅の季節だったので、こんな素敵なプレゼンテーションで月餅のプチフールが登場。気分が上がりますね!

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いつものことなのですが、こんなにたくさん、いったい何人で食べてるの?と思わせておいて実は・・・・・・

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広報部長のジェニーさんと2人でした、笑!

こんな素敵な飲茶ランチ体験が表紙になっている私の『週末香港大人手帖』! そう言えば、2014年のフィガロ香港特集の取材でセレクトショップのKAPOK(こちらも拙著に掲載しています)で、こんな本を見つけて「いつか香港をテーマに、こんな本を作って見たいな」と思って買っていた "The Travel Almanac"という本と、不思議と似て完成しました。他にも表紙候補写真はあったので、最終的にこのピンクになったのは偶然なのです。

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軽い紙の感じや写真の使い方なども、かなり似ているんですよ。

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ぜひお近くの書店でお探しください(見つからなかった時は、店員さんにお問い合わせください♪)

 

 

 

 

 

甲斐美也子

2006年より香港在住のジャーナリスト、編集者、コーディネーター。東京で女性誌編集者として勤務後、英国人と結婚し、ヨーロッパ、東京、そして香港へ。オープンで親切な人が多く、歩くだけで元気が出る、新旧東西が融合した香港が大好きに。雑誌、ウェブサイトなどで香港とマカオの情報を発信中のほか、個人ブログhk-tokidoki.comも好評。大人のための私的香港ガイドとなる書籍『週末香港大人手帖』(講談社刊)が発売中。

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