35歳、シングルマザーのエディターが、パリに移住してみたら

大好きなフランスのヴィジュアルブックのこと。前編

こんにちは、鈴木桃子です。マダムフィガロジャポンでアート連載や本連載の担当を長らくしていたこともあり、私の趣味のひとつがヴィジュアルブック! 移住前から、フランスのヴィジュアルブックショップや小さな出版社を動かしているクリエイターたちに興味津々でした。今回は、フランスのヴィジュアルブック事情について綴ります。

パリでは、2月、サンローランのブックショップ&ギャラリー、サンローラン バビロンが登場。アンソニー・ヴァカレロが監修していて、ユルゲン・テラーのブックやコラボTシャツからパリのインディペンデントマガジンまで、さまざまセレクトされています。ファッションウィーク中には、ユルゲン・テラーのサイン会があり、長蛇の列ができていました。ケイト・モスはじめ、彼の撮ってきた人物にコスプレする赤ん坊のシリーズがありますが、その赤ん坊である孫も訪れていました。

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サンローラン バビロンでのサイン会に登場したユルゲン・テラー。

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サンローラン バビロンには、ユルゲン・テラーのブックやコラボTシャツも。

そして同じく2月に、ヴィジュアルブックショップOfr.のギャラリーもオープン。ブックショップからすぐ近く、比較的大きなスペースで、毎週何かしらの展示やイベントが行われています。最初のイベントから、NYのファッションフォトグラファー、マーク・ボースウィックと豪華! Ofr.のオーナーの流石のコネクションを感じました。

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Ofr.ギャラリーで開催されていた、スペイン人フォトグラファーSuffoの展示。

ちなみに、12月にはOfr.でソフィア・コッポラのサイン会もあり、最新のブックを片手に並びましたが、目の前で打ち切られ、涙しました・・・。

パリは新しいヴィジュアルブックも増えていますが、老舗のブックショップや美術館併設の小さなブックショップも見逃せません。1953年から続く左岸のdelpire & co、ヨーロッパ写真美術館やアートセンターLE BAL併設のブックショップなど、セレクションにキュレーターの個性が見えて、とてもおもしろいです。

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アートセンターLE BAL併設のブックショップでは、ボルタンスキーの貴重なブックも。

鈴木桃子

パリ在住エディター、ライター。1987年生まれ。早稲田大学在学時、20歳で結婚&出産。出版社勤務を経て、離婚後に渡米。帰国後、2016年よりフィガロジャポン編集部のエディターとして勤務。2022年10月より、高校生の息子とともにパリへ移住し、フリーランスで活動中。
Instagram:@momoko____szk

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