
Gold Panda
6月からコラムの《Music Sketch》に続き、フィガロのブログでも書かせていただくことになりました。
コラムでは、しっかり書こうと思うと時間を掛けがちで、
ツイッターでは、ライヴの感想など140字にとても収まらず。
あと日々聴いている音楽や、音楽と共存している日常のあれこれを
フットワーク良く記していきたいと思いまして。
《Music Sketch》とうまく棲み分けできるよう、思考錯誤しつつ書き綴っていきたいと思います。
最近のヘヴィロテはGold Pandaの最新アルバム『Good Luck and Do Your Best』。深夜帯に心地よいエレクトロニック・ミュージックですが、でもこれは一日中聴いていたくなる時間帯を選ばない心地良さにも溢れています。
私は、1990年代にイギリスのPork Recordingsというレーベルから発売されていたエレクトロニック・ミュージックのオムニバス・アルバムのシリーズに当時ハマって、そこから知ったFila Brazilliaという2人組の音楽にさらにハマり、その頃はそれらの音楽に浸っていると、使っていなかった細胞や感性が活性化されるようなワクワクする刺激があり、友人に手紙や文章を毎晩のように書いていたんですね。このGold Pandaの最新アルバムにはその頃の感触を思い出させてくれる音遣いがあって。
もしくは1曲目の「Metal Bird」が私の最愛の一枚であるFour Tetの『There Is Love In You』の音色を想起させるのをはじめ、随所に私の好きなテイストが表れて、アルバム一枚ずっと聴いていたい作品になっています。
「TIME EATER」
Gold Pandaは大の日本好きで、2004年から1年間住んでいた他プライヴェートでの来日も多く、日本語も上手。日本に惹かれた理由を以前聞いたところ、子供の頃に出合ったアニメの『AKIRA』とゲームがきっかけで、初めて日本に来た頃は英語の教師をしながら趣味で音楽を作っていたものの、今では本業になってしまったそう。
「IN MY CAR」
小林祥晴氏によるCD解説によれば、「日本に訪れた際に感じた様々なことが表現された作品」で、「何かしら自分の心が動いた瞬間をドキュメントし」た、「ゴールド・パンダの私的なダイアリー」とのこと。それを知って、このサウンドデザインに納得してみたり......。
「CHIBA NIGHTS」
私は過去2枚のアルバムの中では「You.」が大好きで(「You」のリミックスヴァージョン)、以前Music Sketchでご紹介した日本の若手バンド、LILI LIMITの牧野純平くんに勧めたところ、それから長い間ステージに上がる前のSEに使っていてくれて嬉しかったです。
映像は曲のイメージを限定しがちなので動画で貼るのは悩みますが、まずは最新アルバムから3曲アップしておきます。
ARCHIVE
MONTHLY