
UAさんのライヴへ
5月12日はUAさんのライヴを見に、横浜ベイホールへ。
ここは、以前はあのプリンスがプロデュースしたクラブ《Glam Slam》として知られたハコ。また、私がTVKで『ミュートマ ワールド』という番組のVJを1年半にわたって担当させていただき、洋楽のミュージックヴィデオを紹介したり、海外ミュージシャンをゲストに迎えていた、懐かしい場所でもあります。
UAのライヴを見るのも久しぶり。本当は5月18日の日比谷野外音楽堂でのライヴに行きたかったのですが、この日は先約があり(というか、見たいライヴが4本も重なり)、なので、急遽横浜まで向かいました。
実はこの日は《UA TOUR 2016 HELLO HAPPY JAPONESIA》の追加公演。これからツアーが始まるので、あまり内容は明かさないようにしますが、とにかく楽しかったし、素晴らしかったです。
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前半は最新アルバム『JaPo』の曲を中心に、UAがコーラスの女性2人と何とも言えないユニークなダンスを次々と披露。思わず笑ってしまうハッピーなノリで、フロアには真似して踊る人たちが次々と現れて和やかな雰囲気に。
会場には子供連れが多く、スタンディングの人の合間を子供たちが駆け回ったり、赤ちゃんも遠慮なく泣くわで、とにかく賑やかですが、「コンサートでの歌に、こんなに赤ちゃんの泣き声が馴染む人もいないのでは?」と思うほど、UAの歌と赤ちゃんの泣き声が愛に溢れたアンサンブルを繰り広げていて、ホント微笑ましく。4人の母であるUAならではの懐の深さも感じさせ、横浜ベイホールのステージから大地に向けて伸び伸びと歌声を響かせる、UAにふさわしい盛り上がりです。彼女の人生が、さらに歌を魅力的に輝かせ、聴く人を惹きつけていると心の底から感じました。
この日のドラムは、私の大好きなドラマーの一人の山本達久さん。特に「踊る鳥と金の雨」の時の繊細なドラムやシンバルの響かせ方には見入ってしまいました。このほか、UAには欠かせない青柳拓次さん(ギター他)、鈴木正人さん(ベース)をはじめ、コーラス含めた7人が息の合った演奏でUAの世界観を音で描いていきます。
後半は懐かしい曲も歌われ、思わず泣けてしまったり。アンコールの選曲にはUAの母親としての思いが感じられて胸を熱くしました。お子さん4人とも見に来ていたそうです。ネタバレしないほうがいいので曲名は書きませんが、果たしてツアーも同じ曲順でやるのでしょうか。
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UAとはかつては家に泊めてもらったり、コンサートに一緒に行ったり、たまたまお互いの仕事場が同じマンションになったり......と、取材とは別にいろいろな時間を過ごしてきたので、そんなことも脳裏を掠めました。
本当に素敵なライヴで、リフレッシュできました。時間のある方は、18日東京、23日名古屋、24日大阪でコンサートがあるので是非足を運んで欲しいです。
私も7年ぶりのアルバムとなる『JaPo』がとてもいいので、チャンスがあればインタビューしたいと思っています。
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