近所のいい店、教えます。

パン好きの好奇心を刺激する、大岡山のベーカリー。

こんにちは。今回の“ご近所ブログ”は、東急沿線在住の編集TIがお届けします!
いまの家に越してきた約2年前。物件の契約のため、不動産屋さんがある東急目黒線の大岡山に初めて降り立った私は、のんびりと穏やかな街の雰囲気、温かみのある商店街の佇まいに一気に親近感を抱きました。そしてその時に出合って以来、大好きで定期的に訪れているお店が、ベーカリー「イトキト」です。

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大岡山北口商店街から脇道に入った先にあるお店。2007年にオープン。地元の人たちに愛され、お昼時になると途切れることなくお客さんが訪れます。

小さなお店ですが、扉を開けると、たくさんの魅力的なパンがにぎやかに出迎えてくれます。旬の野菜やフルーツを生かしたサンドイッチ、食事系パン、スイーツ系のパン……あれもこれも食べてみたい!と、好奇心が高まる瞬間。毎回、どれにしよう?と悩みながら選んだパンを持ち帰り、コーヒーとともにいただくひと時はまさに至福です。口の中でじゅわっと滋味があふれ、身体にじんわり染み込んでいくようで。

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具材とパンがベストマッチするように組み合わせが考えられているというサンドイッチ。

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メニューカードを読んでいると、全部食べてみたくなってしまうんです。

店主の勝野真一さんは大学で建築を学び、デザイナーとして働いたのちパン職人に転身。ベーカリー、フレンチビストロで経験を積み、ともにお店を営む妻・千津さんの地元に近い大岡山にイトキトを構えました。食にこだわりのあったお父さんの影響で小さい頃から食べることには興味があり、料理をすることも好きだったそう。いまも、おいしいものを食べた時に「これをパンにしてみたらどうなるだろう?」と、新メニューのヒントがひらめくと言います。

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手土産にぴったりな焼き菓子類も並びます。

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お店の壁を飾るのは、ミロコマチコさんのドローイングや石垣むつみさんのコラージュ作品。

勝野さんに「今後どんなことに挑戦してみたいですか?」と聞いてみると、「サンドイッチにこだわらず、フレンチの手法を生かしたパンを作り続けていきたいですね」と答えてくれました。普段の家庭料理では味わえない、ちょっと手の込んだ調理法、食材の組み合わせの妙は、フレンチ出身の勝野さんだからこそ提案できること。そのエッセンスを気負いなく体験させてくれるのが、イトキトの素敵なところだなと思います。次はどんな味が待っているのだろう?という好奇心とともに、また足を運びたくなるお店なのでした。

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土曜と祝日限定のパテ・ド・カンパーニュのサンド(¥400)。ハードなバゲットに、たっぷりのパテ、ピクルス、フレンチマスタードが挟まっています。お酒にも合う一品。

itokito
イトキト


東京都大田区北千束1-54-10 佐野ビル1F
tel:03-3725-7115
営)10時〜20時(火〜金) 10時〜19時(土、祝)
休)日、月
www.itokito.com

 

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