近所のいい店、教えます。

夏も冬も! 季節の旬を味わえる、用賀のかき氷屋さん。

フィガロジャポンのエディターが、地元の愛すべきアドレスを持ち回りで紹介する「近所のいい店、教えます」。気になったところや、実際に訪れていただいた店はありますでしょうか? 今回は編集YOが住む用賀で大人気のかき氷屋さん、「fuwariの秘密基地」を紹介します。

2019年7月にオープンしたこの店、名前の通り秘密基地感があり、しばらくその存在に気づきませんでした。もともとキッチンカーとしてスタートして、いまでも不定期で各地のイベントやマーケットに出店しているので、開店中のタイミングに前を通らなかったのかもしれません。

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営業日はこんな可愛い看板と、ドアの上にはクラシックな「氷」の暖簾が掲げられます。場所は用賀駅から徒歩4~5分ほど。駅前の商店街とは少し離れているのですが、週末はほとんどの時間が順番待ちになる人気ぶりです。その理由は、フルーツや野菜の甘みを存分に生かしたソース。オーナーの柴田邦雄さんと佳菜子さん夫妻が、キッチンカー出店先のマルシェなどで知り合ったこだわりの強い農家の方々から仕入れた、旬の素材を使っているんです。

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おうかがいした日の限定メニューは、「まっちゃかぼちゃ」「ここなっつかぼちゃ」「ここなっつキウイシャインマスカット」。悩みに悩んで、「ここなっつキウイシャインマスカット」(¥1,000)にしました。マスカットは、山梨・勝沼町の「ぶどう房さとう」のもの。通常のものより粒が小ぶりで、噛むとプチっと音がするほど厚めの皮です。ほどよい酸味のある、上品な甘み。優しい甘さのココナッツソース、さっぱりしたキウイのソースと一緒に食べると、幸せな気持ちになります。氷は店名通り、“ふわり”とした食感です。

fuwariで仕入れているフルーツは、家庭に届く頃に食べ頃になるよう早めに収穫したものではなく、木に生ったまま熟させる“木熟”を直送してもらうものが多いのだそうです。選りすぐりの作り手から、旬の旬のものを仕入れているので、提供がごく短い期間のことも。でも、「fuwariに行けばおもしろいもの、美味しいものが食べられる!」という信頼感が、人気につながっているのだと想像しました。

ロールストランドのうつわに盛られたかき氷は、高さ15センチほど。最初にお店を訪れた時はその大きさに驚いたのですが、世のかき氷屋さんと比べるとそれほど大きくないとのこと。そして、砂糖を極力使わないためさっぱりしたものが多く、3~4杯注文するお客さんもいるのだとか。看板メニューの「しそみるく」や定番の「はちみつ練乳いちご」(ともに¥650)と限定メニューを組み合わせたり、9~5月にのみ提供するクレープ(¥500~)を追加したりと、佳菜子さんと会話をしながら追加注文をあれこれ思案するお客さんが、私の滞在中も何人もいらっしゃいました。お客さんは地元の人もいれば、遠方からわざわざやって来る方も。優しい素材と味とお値段に、お子さん連れや子ども同士も多いそうです。

席は8席だけ。数杯食べる方も多いので、時間に余裕を持って訪れてください。SNSで営業日をチェックするのもお忘れなく!

fuwariの秘密基地

東京都世田谷区玉川台1-12-8 GranDuoⅡ 102
営)10時~17時 ※時々20時まで
不定休 ※SNSでお知らせ
Facebook:www.facebook.com/kakigohrizukinokakigohriyasan
Instagram:@kakigohrizuki
Twitter:@fuwarikakigohri

※この記事に記載している価格は、標準税率10%の税込価格です。

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