暖炉とコタツとちゃぶ台
例年より穏やかで雨が少ない11月。のんびりと季節の移ろいを楽しんでいた矢先、一気に冬の気配が押し寄せてきた!暖炉に火を焚べる季節の到来です。
思い起こせば暖房のない冷え切った日本家屋で、自他にもれず毎日コタツに潜り込んで過ごした昭和の冬。下半身は暖かいけれど上半身は冷えるから、分厚い半纏は家着のマストアイテムだったし、コタツの中には、土曜日に洗えばいいのに日曜日の夕方くらいに焦って洗った、半乾きの上履きが無造作に入ってたりして。
そしてテーブル板を裏返すと、緑色のフェルトが貼られていて、カードゲームが楽しめる特別仕様になっていたアレ。あれは粋なデザインだった。スマートフォン全盛の現代では、もはや姿を消してしまったのかも?
そんな思い出深いコタツ文化、今も形を変えてギャンブル家に生きているのは、日本のちゃぶ台を義母が丁寧にアップホルスターで布を貼ってリメイクしたこの低いテーブル。
暖炉の前のこのテーブルの上でボードゲームやトランプに興じるのは、あのフェルト貼りのコタツへの密やかなオマージュなのかもしれません。
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