Butterdrop Diary 『ロンドン郊外のカントリーライフ』

まるで人形の家!シャルル・ド・ゴールの生家

リール市内観光の中で一番楽しみにしていた場所がここ、シャルル・ド・ゴールの生家である La Maison natale Charled de Gaulle(ラ・メゾン・ナタール・シャルル・ド・ゴール)。

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ド・ゴールは第二次世界大戦中に翻弄してフランスを戦勝国の一つにした後に、同国の18代目の大統領になった人。 パリの空港が彼の名前に因んで命名されたのはご存知の通りです。 彼の残した功績を称えるフランス人は今でも多いらしく、パリジャンの友人に『ざっくり言うとイギリスにおけるチャーチルみたいな位置付けかな?』と聞いたところ『そんな感じ!』と回答。 

ド・ゴール氏が幼少時代を過ごしたと言うこのタウンハウス、当時のままに保存されていて家具や調度品は全て100年以上前のもの。 インテリアの全てがドールハウスのようでとにかく可愛い!

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イギリスに散在する広大な敷地のマナーハウスや壮大なお城のスケールに慣れているので、こう言った生活感を感じさせる温かい雰囲気が詰まった空間がとても新鮮。

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ド・ゴールが幼少時代に使っていたと思われる玩具や人形も沢山ディスプレイされていて、お人形の家ムードは高まるばかり。

Image 34.jpeg台所(あえてそう呼びたい)も、おままごとをしたくなるようなノスタルジックな世界感が詰まっていました。

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シンクまでいちいち可愛い
 

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リネン室も勿論キュート

 

そして二階に上がると、私がずっと憧れて止まないアルコーブベッドがあるではありませんか! アルコーブベッド(Alcove Bed)は壁のくぼみにすっぽりとベッドが収まった、限られたスペースを有効利用できる優れた&チャーミングなミニベッドルームみたいなもの。 マンハッタンの5番街に住む友人のタウンハウスでこのスタイルを初めて見た時から、いつかは欲しいと切望しているものの一つなのです。
ドレープがかかったカーテンの後ろに隠れたこのコーナーで読書なんかし出したら、何日でも籠って居れそう。
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ベッドルーム劇場
 
 
寝室の横には、礼拝用の小部屋もありました。

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因みにシャルル・ド・ゴール元大統領とイギリスのチャーチル元首相は、戦時中ヒットラー率いるドイツと共に戦った国のリーダーでありながら不仲だった事で知られています。 私の住む街の近くにチャーチルが住んでいたお屋敷があるので、また久しぶりに訪れてみようかな、と思いながらこのコンパクトにまとまったおうちを後にしました。

La Maison natale Charled de Gaulle https://maisondegaulle.fr

 

 

ギャンブル五月

ニューヨーク州立大学卒業後、ウェストヴィレッジのマグノリア・ベーカリー本店にて6年間腕を磨く。ロックバンドのメンバーとして2度の全米ツアー後、渡英。現在は、田園風景が広がるロンドン郊外はケント地方、『Garden of England(イギリスの庭)』に暮らす。著書に『ニューヨーク仕込みのカップケーキデコレーション』『イギリスから届いたカップケーキデコレーション』(SHC)。日本カップケーキアカデミー代表。
Instagram:@satskigamble

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