Butterdrop Diary 『ロンドン郊外のカントリーライフ』

お城でのアンティーク・フェア

週末に、Chiddingstone Castle(チディングストン・キャッスル)というお城で開催されたアンティークフェアに出かけてきました。

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アンティークフェア日和!

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立葵が満開でした

イギリスの蚤の市は数あれど、開催場所がお城と言うセッティング、背景に広がる田園風景、クラシックカー、そしてライブバンドまで楽しめて、夏祭り気分に浸れるのが嬉しいこのフェア。お祭りに浴衣を着て行くあの感覚で、オールドファッションなスタイルに身を包んでいる方々も全体のムードを高めています。

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ロカビリーに合わせて踊る老若男

私は長年のアンティーク好きが高じて家中がガラクタで溢れているので、自分の中の絶対欲しいバロメーターの針が振り切れない限り、新しいアンティーク品は買わない主義。それでも一堂に並んだアンティーク&ヴィンテージ品を手に取ったり、業者さんや他のお客さんとの世間話に花を咲かせたり、美しいディスプレイやコーティネートを見ているだけで気分が盛り上がります。

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そしてアンティークフェアのもう一つの醍醐味と言えば、業者さんとの値段交渉。たまに強引に値切っている方を見かけますが、私はそもそも高額な物はあまり買わないので、基本的に二つ以上のアイテムを一緒に買うときにだけ値引きをお願いするようにしています。買う方も売る方も、気持ちよくお取引したいですよね。

しかし一度だけ、とあるアンティークフェアで非常に好みの絵を見つけて、眉間に皺を寄せて腕組みしつつ『買ったらどの部屋に飾ろうか・・・リビングか?はたまた寝室か?』と、思いっきり宙を睨みつけながら思案していたら、

「・・・半額でいいですよ・・・」

と何も言ってないのにいきなり業者さんが50%オフにしてくれたことがありました。きっと般若のように恐ろしい形相をしていたに違いありません。

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結局シッティングルームに収まりました

4月から11月までの間にイギリスの至るところで開催されるアンティークフェア、これからもレポートしていきますのでどうぞお付き合いくださいね。

 

ギャンブル五月

ニューヨーク州立大学卒業後、ウェストヴィレッジのマグノリア・ベーカリー本店にて6年間腕を磨く。ロックバンドのメンバーとして2度の全米ツアー後、渡英。現在は田園風景が広がる『Garden of England(イギリスの庭)』と呼ばれるロンドン郊外はケント地方に暮らす。著書に『ニューヨーク仕込みのカップケーキデコレーション』『イギリスから届いたカップケーキデコレーション』(SHC)。
Instagram:@satskigamble
Twitter:@satski_gamble

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