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南仏プロヴァンスで猫さがし。

色を感じる白と黒。18世紀の邸宅でシャガールを。

鶏を二羽か三羽、庭に飼いたい。私の新たな夢です。
いつか鶏を飼いたいんだと友達に話したら、「中村江里子さんもパリで鶏飼ってるよね。」と言われ、パリで飼えるならどこででも飼えるのでは! と、いまの私、夢いっぱい。猫と鶏って共存できるかしら。

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そんな私が鶏への憧れを胸に、夢うつつで向かったのは、家から徒歩10分、エクス・アン・プロヴァンスのアートセンター、オテル・ド・コーモン(Hôtel de Caumont)。会期終了間際のシャガール展を見て来ました。

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オテル・ド・コーモンは、マザラン地区(エクスの中でもひときわブルジョワな地区)にある、18世紀に建てられた邸宅。この貴族の館、一時はアパートとして分断され、時には音楽学校となり、現在の姿、アートセンターに生まれ変わったのは、2015年。美術館のような常設展はなく、数ヶ月ごとに代わる代わる企画展が開催されます。その企画展が毎回なかなか良くて。そんなに広くはないのですが、歩き疲れることも飽きることもなく作品を見られる、このくらいの規模感が、私は好きです。

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今回、開催されていたのは「CHAGALL  Du noir et blanc à la couleur(白と黒から、色彩へ)」という展覧会。色に溢れたちょっとファンタジックな絵を描くイメージのあるシャガールですが、本の挿絵や、和紙に描かれた墨絵など、白黒の絵も多数残しています。

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白黒の絵から始まる展示。白黒なのに、なぜか作品の目の前に立つと、色が見える気がします。

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続いて色のある作品。はっと息を飲み込んだのは、右端「サン・ポールのアトリエ」(L’Atelier à Saint-Paul)。印象に残ったのは、左端「時計」または「振り子の中の恋人たち」(l'Horloge ou Les amoureux dans la pendule)の濃い夜の色。セラミックに描かれたこの作品、個人所有。いいなあ、その個人。その人と友達になりたいなあ。

絵画に始まり、彫刻、陶芸、ステンドグラス、モザイク画も手がけ、今回並んだ作品の中には、布の切れ端を使ったコラージュも。シャガールがいかに創作意欲の強い人だったかを感じられます。

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陶器の作品もところどころ。

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鶏を、探してしまう。

この建物のなかで、私がけっこう好きな空間が、展示スペースを全て通り抜けた後、出口に向かう階段。どのようにしてオテル・ド・コーモンが修復されていったか、作業している人々の姿が写真で展示されています。工事現場を撮ったとは思えぬ美しさ。ゆっくり写真も見ながら階段を降りてくださいね。

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たっぷりの作品を見た後は、館内のカフェで一休み。18世紀の雰囲気を感じる内装の屋内で過ごすもよし、庭園を望むテラスで風を感じるもよし。

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次の展覧会は、5月1日から。ニューヨーク、グッゲンハイム美術館のタンホイザーコレクションがやって来るようです。人気の印象派が並ぶとのこと。これまた楽しみです。

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Hôtel de Caumont - Centre d'Art/オテル・ド・コーモン アートセンター
3 Rue Joseph Cabassol, 13100 Aix-en-Provence
www.caumont-centredart.com/en/home
※シャガール展は3月24日まで

中川史恩

南仏、エクス・アン・プロヴァンスに住み始めたばかりの猫好き。 madameFIGARO.jpのお手伝いをするかたわら、日々猫のお尻を追いかけている。
好きな食べものは帆立の貝柱とチップス全般。趣味は散歩。苦手なものは直射日光。

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