南仏プロヴァンスで猫さがし。

閉館後のヴェルサイユ宮殿で、17世紀にタイムスリップ。

先週末、パリに行ってきました。

あわよくば「パリで猫さがし。」ブログを書こうと、重たいカメラをひっさげ歩き回りましたが、猫には出合えず……とは言うものの、せっかくパリに行ったので、猫さがしブログ(勝手に)番外編です!

パリへは、エクス・アン・プロヴァンスからTGVで約3時間。
連日日差しサンサンの南仏を飛び出した私を迎えてくれた、曇天のパリはもう天国のよう。7月なのに、ダウンを着ている人もちらほらいるくらい涼しく、それだけで一気にテンションが上がります。

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今回の週末パリ、唯一にして最大の目的は、ヴェルサイユ宮殿で『La sérénade royale』を観ること!

有名すぎて知らない人なんていないであろう、あのヴェルサイユ宮殿! 
ですが、宮殿や庭の一般公開とは別に、様々なスペクタクルが開催されているのをご存知でしたか? 私は知りませんでした。

La sérénade royaleは、毎年夏のこの時期に開催されているスペクタクルのひとつ。18時半の一般公開終了後、宮殿の中でも最も豪華絢爛な部屋、鏡の間で、セレナーデにのせて演じられるバロックダンスを鑑賞できます。

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昼間は歩くこともままならない程、激混みの宮殿内。La sérénade royaleでは、いくつかの部屋を通りながら鏡の間まで進みます。限られた人数でゆったりと宮殿見学(一部ですが)できるのも良いところ。
上:ガイド役の、半にわとり人。

今年のテーマとなっているのは、イスラムの国の王妃(La sultane)を宮殿に迎え、西洋とイスラム、2つの文化が混ざり合っていく場面。華やかな衣装に身を包んだダンサーたちを見ていると、多くの国の客人たちが行き交った、当時のヴェルサイユ宮殿にタイムスリップしたような気分に……

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そして、このLa sérénade royale、日本人ダンサーも出演しています! バロックダンサーとして、また、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者としても活躍している、松本更紗さん。パリと日本を行き来しながら、もう4年目の出演とのこと。

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他にも、日が落ちてからは、花火と噴水のショーも開催中。セレナーデとセットで、夜のヴェルサイユを満喫してみるのも良いかもしれません。

La sérénade royale
日程:9月16日までの毎週土曜日
時間:18:30、18:50、19:10、19:30、19:50
※松本さんの出演日は、7/29、8/12、9/2
http://en.chateauversailles.fr/news/shows/fountains-shows-and-musical-gardens#the-royal-serenade

中川史恩

都内在住、猫好きエディター。フランス生まれの保護猫ミャウと暮らす。好きな食べものは帆立の貝柱とチップス全般。苦手なものは直射日光。将来の夢は鶏と暮らすこと。@chez_miaou

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