
イタリアで猫さがし。ヴェローナ、ヴェネチア編。
イタリア猫さがしの旅、今回はヴェローナ、ヴェネチア編をお届け!
ヴェローナへは、フィレンツェからTRANITALIAで約1時間半。
『ロミオとジュリエット』の舞台となった街として知られていますが、毎夏、古代の円形闘技場(Arena di Verona)で開催される音楽祭も有名。私も今回の旅行中、オペラ『トスカ』と『ナブッコ』を鑑賞する機会に恵まれました。
ヴェローナの街を見渡せるレストラン、Re Teodoricoからの眺め。


ジュリエットの家。映画『ジュリエットからの手紙』を観て予習してから行きましたが、なんかイメージと違う。壁中、絆創膏とレシートの裏紙だらけ……
オペラのチケットは当日、20ユーロちょっとのものを購入。安めのチケットなので指定席ではなく、区画と出入り口のみ指定されたものです。舞台やオーケストラ、客席を一望できる、高いところの席を狙いましたが、私にとってはこれが大正解。写真も撮りやすいし、大きな石の上に広々座って、のんびり鑑賞できました。
二晩連続のオペラのなかでも、特に印象的だったのは、『ナブッコ』の合唱曲「行けわが想いよ、黄金の翼にのって」。イタリアでは国歌レベルで有名だと聞くこの曲、この合唱の時だけ、周囲の観客の雰囲気も変わります。拍手は鳴り止まず、2度演奏されました。


座布団は持参するか、会場で購入が必須!(石の上での3時間は、座布団があってもお尻がいたい。そして昼間の太陽の熱をたっぷり吸収した石は、夜になってもぽっかぽか、まるで岩盤浴なのです。)
オペラが終わったら、ホテルに帰る前に劇場周辺のレストランでお食事をとるのが定番のよう。
さて、ヴェローナからさらに1時間半電車に乗ると、そこはヴェネチア。
今回、急遽日帰りでヴェネチアへ。振り返ってみると「ランチだけ食べに来た」みたいな感じでしたが。


どこを切り取っても絵になるヴェネチア。一本道を入ると、観光客も少ない、静かな場所に出合えます。もちろん、猫にも。


のっそのっそと歩く黒猫。を、撮ろうとしたのに突然の遭遇に焦りすぎて失敗した写真……猫ブロガー失格……何のヴェネチアらしさもないし。(でも載せる。)
そして、ヴェネチアと言えば、海鮮料理。イタリア10日間ぜんぶ通して考えても、一番おいしかったかもと思い出すのが、ムラーノ島でたまたま見つけて入ったレストラン、B Restaurant alla Vecchia Pescheriaのボンゴレビアンコ! よく砂抜きされた、ふわふわジューシーなあさりに、しっかりしたスープ。王道シンプル、ストレートなのに、なかなか出合えないどんぴしゃのボンゴレでした。


イカスミパスタと山盛りフリットも文句なしのおいしさでしたよ。
http://allavecchiapescheria.com
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