
ピカソが眠る、山の麓のお城を眺めに。
先日、車の運転練習がてら訪れたのは、ヴォヴナルグ。
ポール・セザンヌが晩年まで描き続けた山、サント・ヴィクトワール山の麓にある、人口1,000人ほどの小さな村です。
サント・ヴィクトワール山。
その小さな村の隅っこにひっそりと建つお城、Château de Vauvenarguesの庭に、ピカソのお墓があります。現在も人がお住まいらしく、城の一般公開はされていませんが、遠くから見るその城は自然に囲まれ、静かな雰囲気。かの偉大な画家が眠っているとは思えない、なんとも地味な印象の場所です。
Château de Vauvenarguesとサント・ヴィクトワール山。
セザンヌのことを「生涯で唯一の師」とまで言って慕っていたピカソ。この城を買ったときも「セザンヌのサント・ヴィクトワール山を買った。」と喜び、自慢していたとか。そんな山を見渡せる城で眠るなんて、本人はさぞ満足だろうなあ、と勝手に妄想。
そして、この村を歩いていると、頭上から視線が。日本でも時々見かける、窓際猫ですね。道を挟んで、両側から。
じー。
じーー。
いつか、ヴォヴナルグ城が公開される日がくればいいのに、と思いつつ村を後にしました。
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