
話題の美術館からスタート!モダンなマラケシュ散策。
サハラ砂漠で一泊を過ごし、旅の最後に向かったのはマラケシュ。
フェズ、サハラ砂漠を経てマラケシュに来ると、この街がものすごく都会に感じられます。ちょっと頭と体が現代社会を求め始めている頃だったので、なんだか「ほっ。」
そんなわけで今回は、マラケシュのなかでもモダンな雰囲気が漂っていた場所をいくつかご紹介! 旧市街のごちゃごちゃとした喧騒に疲れたら、洗練空間でリセットしましょう。
Musée Yves Saint Laurent Marrakech
マラケシュの新名所と言えば、昨年10月にオープンしたばかりの、イヴ・サンローラン美術館! 隣接しているマジョレル庭園もセットで行ってきました。(ついでに、ほとんど語られることのない、ベルベルミュージアムも。)
美術館と庭園のある通り、その名も「Rue Yves Saint Laurent」に着いてまずぎょっとしたのが、チケット売り場に続く、長蛇の列。朝一に来たのに……と思いつつも、並ぶしかない。後ろに並んだアメリカ人ご一家によると、「昨日の午後一度来たけど、こんなもんじゃないくらい人が並んでいて諦めたよ、ハッハッハッ。」とのこと。どうやら朝の方が多少は空いているらしい。
30〜40分は並んだでしょうか。並びながら、周囲を観察。
並んでいる人は、外国人だけである。モロッコ人らしき人はいない。どう見ても、イケてる感じの人が多い。みんなキマっている。後ろのアメリカ人家族は絶対セレブだ。(私と同じような行程でマラケシュに着いているにもかかわらず、彼らは全行程、運転手付きで車をチャーターしているがために、バスの苦しみを共有できなかった。非常にうらやましい。)
かくして私は美術館と庭園(とベルベルミュージアム)の共通チケットを手に入れました。(チケットブースは美術館入り口と庭園入り口にあり、共通チケットはどちらでも購入可能。)
美術館については、こちらの記事 で予習。
雑誌や映画では目にしても、生で見る機会はなかなかない、オートクチュールの服たちが、どーんと並びます。アフリカはもちろん、中国やロシアからインスピレーションを受けてデザインされたものや、マティスやピカソへのオマージュ等、服飾やデザインの知識が皆無の私でも、十分に楽しめる内容でした。
オーディトリアムでは、サンローランのデザイナー人生を、コレクションの様子とともに知ることができるので、先にこっちを見てもいいかも。あと、出口の手前、シアターロビーに展示されている、映画や舞台、バレーのためにデザインされた作品の写真や絵がとってもかわいいので、ここも必見です。
Rue Yves Saint Laurent
Marrakech, Morocco
www.museeyslmarrakech.com/en
Jardin Majorelle
美術館を出た後は、マジョレル庭園へ。私の経験上、「庭園」と名のつく場所で、おもしろいところってなかったのですが、ここは予想を裏切る楽しさでした。
暖かいところを好みそうな、お気楽〜な感じの植物たちがいっぱい植えられていて、それだけで頭がちょっとぽわ〜っとなります。
お決まりの「マジョレル・ブルー」の建物も、写真に映える映える。




この建物の中が、実はベルベルミュージアム。装飾品の展示室は宇宙空間のようになっていておもしろいので、覗いてみてください。
33 RUE MAJORELLE
マジョレル庭園の目の前にある、モロッカンデザイナーの作品等を集めたコンセプトストア。街中で見かけるバブーシュやラグ、クッションカバーも、ここに並ぶものは一味違う。大人なお土産を探すなら、ぜひここで。
©courtesy of 33ruemajorelle via Instagram
El fenn
28の部屋があるリヤド。併設のバーやレストラン、ブティックは、宿泊客以外も利用可能。ジャマ・エル・フナ広場から徒歩10分ほどの場所に位置しています。注目すべきは、どこを切り取ってもおしゃれなインテリア。次、マラケシュに行くならここに泊まってみたい!
©courtesy of elfennmarrakech via Instagram
Derb Moullay Abdullah Ben Hezzian
Bab El Ksour
Medina
Marrakech, Morocco
https://el-fenn.com
猫の国、モロッコ旅行記は次回が最後。
マラケシュの旧市街から、猫まみれでお届け予定です!
にゃー!
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