
バスク地方のお料理を、東京でいただくなら。
年中バカンスの行き先を考えています。能天気です。こんにちは。
考えすぎて、「行きたい場所リスト」は、増えて行く一方。たまに熱が冷めてリストからはずす(ていうか忘れる)、みたいなこともあるのですが、リストに並ぶ街や国のなかでも、ここ数年、熱は上がりつづけ、ずーっと気になっている場所があるのです。
それが、バスク地方。
去年発売された、フィガロジャポンの「おいしくて可愛いバスク。」号はフランスにいながらも必死に手に入れました。微妙に遠くて、なかなか行くチャンスがない。あー、サン・セバスチャンでバー・ホッピングしたい、食い倒れたい……思いは募るばかり。
そんな、憧れてやまないバスク地方のお料理を楽しめるお店が、先月、東京にオープンしました。運良く一時帰国中にお披露目会にお邪魔できた、Eme(エメ)がその店。フランス郷土料理とバスク料理を中心とした、ワインビストロです。
都内有名レストランで経験を積まれたあと、ヨーロッパの「美味しいもの素敵なもの」を巡る旅に出られた武藤シェフ。パリやブルゴーニュ、バスク地方では、星付きレストランだけでなく、街の小さな食堂で、さらにはフランス以外にも、ニュージーランドや台湾で研鑽をつまれたとか。
「目指したいのは、楽しい食卓があり、料理を通じて人やもの、文化や心が通える場所」とおっしゃるだけあって、広くはないものの温かみを感じられる店内です。グリーンショップの奥に位置しているのもあって、なんだか秘密の花園風。


この日いただいたお料理は、特製クロックムッシュや、ミキュイにした一本釣り鮪の南仏マリネ、ピペラード(バスク風パプリカのトマト煮込み)と生ハムのオープンサンドなど。新鮮な野菜を使った、家庭的でほっと落ち着く味に、武藤シェフ流のアレンジが加わって、なんというのでしょう、美味しいだけじゃなくて、ちょっと楽しい、遊び心感じるお料理が味わえます。
あたちもEmeに行きたい。と、南仏の路地の猫も申しております。皆さまもぜひに。
にゃー
東京都品川区小山3-11-2 1階奥
tel:03-5751-7636
営)ランチ:11時30分〜14時L.O. カフェ:14時〜16時 ディナー:18時〜23時
休)月
www.facebook.com/emetable
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