おすすめの村暫定1位。ルールマランの2匹の猫。
だんだんと朝晩が涼しくなってきて、秋の足音がもうそろそろ聞こえそうだけどまだ聞こえない、みたいな気候のプロヴァンスから、こんにちは。
早速ですが今回は、「ザ・プロヴァンス!」なリュベロン地方にある村、ルールマランからブログをお届けします。
ルールマランのあるリュベロン地方は、オリーブやぶどうの畑がどこまでも広がっていて、その間あいだに小さくて美しい村が点在している、という感じなのですが(要はド田舎)、他の村々と比べて、ルールマランは何かが違う。その何かとは。
たぶんひとつは、ゴルドやルシヨンといった、見た目にもインパクトがあって、ポストカードになってそうな村ではない、地味目な立ち位置であること。つまりそれは、ハイシーズンには大型バスでどっと人が訪れるような「観光地」ではなく、のんびりと普段の時間の流れを感じさせてくれるということです。
あともう一点、この村、田舎っぽさのなかに、なんかちょっと洗練された雰囲気が漂っているのです。
噴水にかけられた、ブーケ。ルールマランの噴水には、なぜか魚がたくさん住んでいて、子どもたちはおおはしゃぎ。
例えば、インテリア雑貨を扱う店、La Collineでは、オーナーさんこだわりのフレンチリネンのクッションカバーや食器などがセレクトされていて、普通にお買い物が楽しい。(そういえば、アスティエ・ド・ヴィラットの、猫の口から煙が出るお香たて「Encensoir Chat」もあって、自分への誕生日プレゼントが一瞬これに決まりかけました。そんなにお香使わないのに。えへ。)
ちなみに、La Collineと、その向かいにあるLa Colline ANEXを営んでいらっしゃるのは、日本人の方! お店に入ると、気さくに話しかけてくださいますよ。店の写真を撮らせてもらい忘れたのがすごく悔やまれます。
他にも、何もなさそうな小道を歩いていると、突然素敵なブティックが現れる、ルールマラン。
引き続き何もなさそうな小道を歩いていると、猫と出くわす、ルールマラン。
おくつろぎ中だった2匹。色は違うけど、目つきが似ている気がする。君たち兄弟?
よく見ると1匹は、後ろ足が一本ない。兄弟猫が守ってあげているのかしら、と思いきや、茶とらはひとり、ふらふらと散歩に出かけました。
猫にも出合えてお買い物も楽しいルールマランですが、15〜16世紀に建てられた立派なシャトー、ルールマラン城の見学もお忘れなく。特に、石段を一枚一枚積み重ねて作られている螺旋階段は必見ですよ。
以上、私が南仏プロヴァンスでおすすめしたい村、暫定1位のルールマランとそこで出合った猫たちのご紹介でした。
6 Rue Henri de Savornin, 84160 Lourmarin
www.facebook.com/La-Colline-273845949372350
Château de Lourmarin/ルールマラン城
24 Avenue Laurent Vibert, 84160 Lourmarin
www.chateau-de-lourmarin.com/home
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