
ヨーロッパ文化遺産の日、大聖堂の屋根の上へ。
朝晩が涼しくなり、なんだか空も高く感じられるように。確実に日も短くなったし、いよいよ秋か……(遠い目)と思いきや、しつこく昼間の暑さは続いています。こんにちは。
先週末のパトリモワンヌ(Les Journées européennes du patrimoine:ヨーロッパ文化遺産の日)、エクス・アン・プロヴァンスでも、多くの歴史ある建物が一般公開されました。普段は入れない場所や制限されている空間も、この週末は出入り自由に。
そんななか、私がこここそは! と思い、向かったのは、サン・ソーヴール大聖堂(Cathédrale Saint-Sauveur)。

その歴史は長く、古代ローマまで遡るとも言われている、この大聖堂。最も古い部分は、2世紀に建てられたという説も。それから、17世紀に完成するまでの間の、様々な建築様式をまとめて見ることができます。エクス出身の画家、ポール・セザンヌが通い、彼の葬儀が行われた教会もここ。

普段から内部の見学は出来るのですが、パトリモワンヌの週末に特別公開されていたのは、なんと屋根の上。前々から、エクスの町を一望できる場所があればいいのに! と思っていた私、その願いが叶い、鼻息荒めに104段の階段を駆け上りました。


あいにくのお天気、そして、思ってたより高くない。というのが第一印象でしたが、それでも自分の住む町を上から眺めるのは、すごく気持ちのいい経験でした。なんて綺麗な町だろう、と改めてこの町が好きになりましたよ。

通常はガイドツアーでしか入れない、12世紀ロマネスク様式の回廊もこの日は開放。

サン・ソーヴール大聖堂を出た後は、すぐ隣のタピスリー美術館に移動。(気にはなるけど、お金払って入るほど興味ないしな〜。と思っていた美術館だったので、こういう無料で入れる機会がありがたい。)

結局、一番綺麗だと思ったのは、この階段のある空間でした。
続いて、こちらもなかなか入れない、市庁舎(Hôtel de Ville)の中へ。一休みした会議室には、マクロン大統領の写真も飾られていました。


最後に、通りすがりの小道で出合った、白黒猫をご紹介。特徴的な模様で、唯一無二感、だいぶ出てます。よく通る道なのにめったに見かけない、レアなこの子。パトリモワンヌだし、特別公開中だったのかも。

34 Place des Martyrs-de-la-Résistance, 13100 Aix-en-Provence
www.aixenprovencetourism.com/fr/fiche/2713
Musée des Tapisseries/タピスリー美術館
28 Place des Martyrs de la Resistance, 13100 Aix-en-Provence
www.aixenprovencetourism.com/fr/fiche/2615
Hôtel de Ville/エクス・アン・プロヴァンス市庁舎
Place de l'Hôtel de ville, 13100 Aix-en-Provence
http://www.aixenprovencetourism.com/fr/fiche/2672/
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