かわいい猫をもっとかわいく撮る方法。
通勤もしていないのになぜか時間を有意義に使えない……浮いた時間を使って、何かひとつでも新たな習慣を!と思い、Duolingoでフランス語の勉強を再開しました。しばらくログインしていない間にずいぶんバージョンアップされていて、もう以前の私がどこまで進んでいたかさっぱりわからず、1からやり直しです。
といってもDuolingoなんて1日20〜30分の話。それ以外にこの自粛期間、私は何に時間を費やしているのか。考えてみると、暇があれば猫を眺め、猫のあんな姿やこんな姿をいちいち写真におさめ、猫の写真は増えるばかり……外に猫を探しに行けない分、家でミャウ相手に撮影会をする日々です。そうして結局猫と写真に時間を費やしているのだな、わたしは、と気が付きました。ということで今回のブログは、この無駄に見える趣味の時間を少しでも意味あるものにすべく、ついでに少しでも社会に貢献すべく(?)、いかに猫をいい感じに撮るかについて考えたいと思います。題して「かわいい猫をもっとかわいく撮る方法。」!
1. カメラの設定はスポーツモードで。
素人フォトグラファーが俊敏な猫と闘うにはこれしかありません。デジカメにスポーツモードがあれば迷いなくそれを選択してください。薄暗い室内でもぶれないし、連写ができる。「数打ちゃ当たる」、これは猫撮りにとっても真理なのです。
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2. 窓辺で撮る。
猫に限らずどんなものでも、やっぱり自然の光の中が一番綺麗に撮れると信じています。あえて室内の電気は消して、窓辺に佇む猫を撮れば、なんだかロマンチックな1枚が完成。時間帯としては光の柔らかな朝がいいと思います。
3. 警戒心の強い猫を外で撮るには望遠レンズが活躍。
望遠レンズさえあれば、数十メートル先の猫だって容易に写真におさめられます。この子は一時期ミャウの彼氏候補だったイケメンなのですが、ものすごく警戒心が強い。1歩でも近づけばぴゃーっと飛んで逃げて行きます。でも望遠レンズがあればばっちり、猜疑心あふれるいいお顔を撮らせてくれました。
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4. 部屋はいつも整えておく。
猫の動きは予測がつきません。こっちがトイレにいる時だって、ドアの隙間からぬっと手を差し込み、つぶらな瞳で遊んでアピール。かわいい。さすがにトイレにまではカメラは持ち込めませんが、いつどんな瞬間でも写真を撮れるよう、写真に写したくないものを放置しない。これ大事です。
5. 小道具・大道具を利用。
例えば、プランター。猫ってやつはプランターを置けばすぐにそこに収まります。猫×プランター、それはツナ×マヨと同じくらいゴールデンなコンビネーション。他にも、猫の毛色に合う綺麗な色のブランケットとか。布ものは非常に重要で、おしゃれな猫インスタを見ると、そこには必ず「おしゃれな布あり」、なのです。それに気付いてからは私も、布団カバーやシーツを買う時、これはミャウの毛色に合うだろうかと考えてしまいます。(ふかふかが苦手なミャウが布団に乗ることはめったにないのに。)そしてお花。一部の植物は猫にとって猛毒になるので注意が必要ですが、お花と猫っていうのもまた、餃子×ビールに並ぶ最高の組み合わせなんですねえ。あとは目線をもらうために、お気に入りのおもちゃを使いましょう。
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6. パーツを撮る。
お顔の写真ばっかりだと、並べた写真にめりはりがない。耳、尻尾、肉球、ひげ……どこを切り取ってもかわいいのが猫。たまには、愛おしい個々のパーツにぐっとフォーカス。
7. 猫目線で撮る。
以前、ちょっとしたきっかけで高名なフォトグラファーの方とお食事する機会に恵まれました。こんなチャンスはない、と勇気をふりしぼり、私がした質問は「猫を上手に撮るにはどうすればいいのでしょう」。きっとたくさんテクニックはあるはずですが、短い時間のなかでその方が答えてくださったのは、「猫の目線になること」という内容でした。以降私が一番大事にしていることがこれです。つまり、家でも外でも地べたにぺたん。ついでですが猫の口元(ω)をかわいく撮るには、ちょっと下から撮るのがいい気がします。(または猫に上をむかせる)
以上、私が考える「かわいい猫をもっとかわいく撮る方法。」7つでした。猫のために布を買い、カメラのレンズを増やし、家を整え……わたしはいま、床にころがる猫をかわいく撮るために床の張り替えも検討しています。
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