2歳児も一緒に、4年ぶりの南仏へ。
24時間近くの移動の後、目的地に着いて車を降りた瞬間。そこには、私たちの到着を待っていたかのように道端に座ってこちらを見つめる、1匹の猫。
「にゃーにゃ!」と、車から降りるやいなや、猫に駆け寄りおっかなびっくり撫でようとする娘を見ながら、久しぶりに吸い込むプロヴァンスの空気が嬉しくて、旅の疲れと時差ボケもあって、私にはぼやがかかったようにその光景が輝いて見えました。
「ああ、やっと来られた!」
本帰国してから約4年ぶり。夫の仕事に便乗して、2歳児を引き連れて、行ってきましたフランスへ。
以前暮らしていたエクス(Aix en Provence)にアパートを借り、そこからマルセイユ(Marseille)やユゼス(Uzès)へ。コロナ禍を経て、街中の店は変わっても、探してみればあちこちに猫がいる、そんな景色は変わらない南仏。
とても人懐っこいこの子、近所の家の猫だとか。
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到着後数日は、ジューク(Jouques)という村にある、夫のボスの家に宿泊。ボス夫妻は、「全仏きっちりした人ランキング」があれば1位2位なのではないかと思うほど、世界のきっちり代表・日本人の我々から見てもものすごくきちっとしていて、そして気配り上手な方々。
出発する何週間も前から「到着後、何が必要か」と連絡をくれ、フランス版メルカリ「Leboncoin」を駆使して娘用の車のチャイルドシートを買っていてくれたり、着いてすぐ使えるよう、オムツやお尻拭き、コットンなどを用意してくれたり......。
そのうえ、彼らの子どもたちが小さい頃使っていたという木馬やぬいぐるみ、絵本や積み木などのおもちゃも使わせてもらえて、娘は大喜び。(古いけれど古びてはいなくて、大切にされていたことがわかるおもちゃの数々に、実は私のほうが興奮していたかも......)
散歩に出れば猫もいて......。これからしばらく、久しぶりの「南仏プロヴァンスで猫さがし。」にお付き合いください。(家づくりはしばし放置!)
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ジュークの街並み。マルセイユ空港からジュークまでは車で1時間弱。エクサンプロヴァンスで乗り継げばバスでもアクセス可。
ボスの家に出入りしている猫、ボゾ。
道を歩けばすぐに猫。
くまの着せ替えおもちゃ。
ジュークの猫たち。
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