パリ、恋のエトセトラ

日本人にもおすすめ、成功率の高いフランス出会い系サイト。

以前、フランスではオンライン上の出会いが活発だということについて書きました。そのあと数人からマッチングサイトで相手を探し始めたという声も聞けたのでとてもうれしいです。中にはやってみたいがどのサイトに登録するのがいいのかわからないという人もいるようなので、最初に登録してみるのによさそうな大手サイトの特徴を書いてみたいと思います。

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■ Tinder
日本でも有名なサイトというかアプリですが、何をやっていいか分からないという人にはまずオススメなのがこれ。世界中で利用されており、手軽で試しやすいのが特徴です。登録し、直観的な判断で相手の顔写真をスワイプするだけなので忙しい人も手の空いたときにゲーム感覚で右へ左へバンバン出会いを進められます。この「手軽さ」がそういうイメージにつながるのか、日本人の女の子にTinderを勧めると「遊びの人ばっかりなんじゃないの?」と戸惑う人が結構います。たしかに手軽ゆえに手軽な遊び相手を探す人も多いのですが、真面目な相手を探してる人もたくさんいるので大丈夫です。

セキュリティー面ではFacebookと連動しているので、相手がどんな生活を送っているのかおおまかに判定することも可能。海外は顔出ししている人も多く、ほとんどの場合、相手の容姿や趣味や、だいたいの雰囲気を掴むことができます。精神的な負担が少なく、自分さえしっかりしていればセキュリティーも悪くないので、時間のない人ほど結局はTinderに落ち着くことが多いもよう。何よりオススメする理由は、あくまで私のまわりではということですが、結婚に至るパーセンテージが最も高いということです。

ただパリは小さい街ですから、ある日電車の中でばったり「昨日右にした人」に出会ってしまう可能性もじゅうぶんあります。目が合ったら淡くほほ笑みあとは「通貨価値崩壊後の世界を生き抜く方法」について考えているフリでもしておけばOK。

■Meetic
フランスから広くヨーロッパ中に広がっていったMeeticは、大手ゆえの安心感があります。フランス国内の利用者数だけでいうともっと多いところがあるようなんですが、「何だかいい人が見つからないなあ」からの「出会い系はじめてみたよ!」というような、初々しくフレッシュな出会いを求める層がまず手を付けるのがMeeticというイメージです。つまり出会い系慣れし過ぎていたり、出会い系ジプシーだったり、あるいはもう出会い系のゼニゴケと化しているような仙人ではなく、初心者同士で探り合いの出会いも望めるのではと思う次第です。プロフィール欄はかなり書き込まなくてはいけないようなのでフランス語を書くのが苦手な人には痛みを伴うかもしれませんが、情報は詳細なほうがよいのは明らかです。裸の写真は削除されるなど、遊び目的な人を排除しようとするサイトの姿勢も安心感があります。課金するとさらに安心感は増すと思います。

「何となく」の身のまわりエピソードで申し訳ないのですが、登録したらどんどん連絡がきてイケメンやきちんとした仕事をしている真面目な人ばっかりだった、という話を聞くことが多いのがMeeticです。最初に会ってみた人がすごくよくて意気投合したという女性もいたし、登録したらすぐに大量の連絡がきて月に30人以上と会い、ほとんど「アタリ」だったという女性もいました。グレイト。

■Amours Bio
マッチングサイトはたくさんありますが、私が成功エピソードを聞くのは上記2つが圧倒的に多いです。在仏日本人にとって、使いやすさやセキュリティー面での安心感が強いのかもしれません。そのほかに、ただ出会うだけでなく年収や政治思想、ニッチな趣味が同じ人とだけ出会うための専門的なサイトもあって、知り合いの女性はそれを「人を選り好みしているようで抵抗がある。差別じゃない?」といいます。でも個人的には時間のない人が効率的に出会えるのがマッチングサイトのよいところであり、特に政治思想の違いなんてフランスでは深刻なケンカにつながることも多いので、はじめからマッチングしておくのが合理的ではあると思います。

前置きが長くなりましたが、Amours Bioはオーガニックやエコを愛する人が出会うためのサイトです。私はかつて自然派美容を追い求め過ぎて光合成の可能性まで考えたことがある人間なので、徹底したオーガニック好きは1000%のオーガニック好きと狂乱のオーガニック生活を送るしかないことを知っています。もしあなたがクレイジーアバウトオーガニックであるなら、はじめから同じ趣向の人を探すのが吉。

どのサイトに登録するにしても、注意点は2つ。

  1. 「私は真剣な相手を探している」と目立つところにはっきり書いておく。
    アナログの出会いと違い、真剣さをアピールしたら相手が逃げるのではと心配する必要はありません。むしろ遊び目的の人には積極的に「面倒臭そう」と思わせ、ザックリふるいに掛けましょう。どれだけ厳しく管理しているサイトでも、遊び目的の人を完全に排除することはできません。
  2. 顔写真は必須。
    猫、カプチーノ、空などの写真でゆるふわな日常をアピールするのは逆効果です。正面がどうしてもイヤならカプチーノを飲んでいる横顔の写真でも印象はまったく違います。カプチーノの写真も載せることができて一石二鳥です。

くれぐれも警戒は怠らずかつ大胆に、グッドラック!

シロ

パリの片隅で美容ごとに没頭し、いろんな記事やコラムを書いたり書かなかったりしています。のめりこみやすい性格を生かし、どこに住んでもできる美容方法を探りつつ備忘録として「ミラクル美女とフランスの夜ワンダー」というブログを立ち上げました。

パリと日本を行き来する生活が続いていますが、インドアを極めているため玄関から玄関へ旅する人生です。

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