
Bonne Fête Maman!フランスの母の日
桜の開花宣言が出ましたね。
デコラトリスの多賀谷洋子です。
日本中が桜一色に染まっていく中、私は「フランスの母の日」のフラワーについて思案中。来月末から、関西の百貨店で、こちらをテーマにした催事が開催されることとなり、テーブル&フラワーデコールを担当、準備を進めています。
そんな経緯からか、今年はいつになく催事のテーマカラーであるピンクのお花を買い込み、ブーケを作る日々。
さて、母の日についてですが、日本同様、父の日以上に国民的大イベントとなるフランスの「母の日 fête des mères」は、日本より二週間遅れの五月の最終日曜日です。
「特に何もしないけど。。」多くのフランス人が言うように、それほど重要視されず、プレゼントも無しという父の日に対し、母の日は絶対的なもの。
ちょっとしたお手土産にもお花を持って行くことが多いこの国、どんなプレゼントが一般的なのかというと、やはり不動の一位はナチュラルなブーケ。そして、カーネーションではなくお母さんの好きなお花を選びます。
この頃には、パリの街中でもプレゼント商戦が始まるため、街を少し歩くだけでも人気のお花が一目瞭然。バラ、芍薬、牡丹、胡蝶蘭など一輪でも様になるような優雅なお花が人気です。
まだ、芍薬のシーズンではない為、ダリア試作したブーケ
そして、プレゼントを渡す時に言う言葉は、「Bonne Fête Maman!」直訳すると不自然ですが、「お母さん、おめでとう」のような意味。フランス人の友人によると、Mの表記が大文字になっている理由は、絶対無二の存在である大好きなお母さんへの強い愛情を表しているのだとか。なるほど。
さて、今回スタイリングするクロスは、「ガルニエ・ティエボー」春夏コレクション2019の中から、上の画像にある「リサンドラ・ローズ」
先日、ブログにもお書きしましたが、撮影で「ヘレンド」の新作「ローズ・ドラジェ」に合わせたクロスです。色違いにグレーもありますが、こちらのピンクが圧倒的人気。
撮影ではティータイムのテーブルデコールをしましましたが、クリスマスイブのディナー同様、家族親戚が揃うデジュネ「déjeuner 昼食」のテーブルを、今回は提案します。
「えっ、ピンクのテーブルでランチ?!」
イメージだけでは、特に男性からは敬遠されてしまいそうですが、このブランドのピンクが幼稚な印象皆無なのは、ディオールやラデュレなど同様、淡いグレーのトーンがベースにあるから。その為、甘すぎずシックな雰囲気の空間を演出してくれます。
具体的に合わせる食器はこれからセレクトしていきますが、フランスらしいナチュラルなブーケをちりばめた母の日のテーブルをスタイリング予定です!
東京で、母の日のテーブルをご覧いただけるのは、パリスタイルのレッスンでのみとなりますので、関西の皆様、どうぞお出かけ下さい。
まだ時間未定ですが、初日4月24日には、私も売り場におります。より多くの皆様にお目にかかれますよう心より楽しみにしております。
では、どうぞ皆様、素敵な桜ウイークを!
阪急うめだ本店 7階リビング「ガルニエティエボー」フェア4月24日~
詳細は改めて!
ARCHIVE
MONTHLY