デコラトリスによる洗練探しの旅

フレンチバスク「サン・ジャン・ド・リュズ」にて、ホテル朝活

こんにちは。

デコラトリスの多賀谷洋子です。

「UV!美白!」と、一切の紫外線も許してはならぬと日焼け止めを塗り重ね、東京では太陽を避けた生活をしていますが、ヨーロッパリゾートでの灼熱の太陽が恋しいこの頃です。いかがお過ごしですか?

旅すること、そして、好みのインテリアのホテルスティを愛してやまない私ですが、ちょうど、それらをテーマとした話を、先月、J-WAVEさんでさせて頂き、改めて過去の旅画像を見直しているうちに、ブログでは紹介しきれていない魅力的な場所や出来事が多数あることに気づきました。

タイムラグがあり恐縮ですが、ご紹介したいと思います。

IMG_0058.JPG

一昨年夏、バスク地方を旅行し、少しアウトラインをお書きしました。

記事はこちら→https://madamefigaro.jp/blog/yoko-tagaya/post-76.html

この時、バスクにすっかり恋してしまい、滞在した小さな町「サンジャン・ド・リュズ」のタラソホテル「grand hotel thalasso et spa」での時間も、とても魅力的でした。

ここは、かつては、小さな漁村でしかなかったのですが、近くにある「ビアリッツ」に、ナポレオン三世がウジェニー妃のために宮殿(現在は、ホテルに改装)を建築したことで、みるみるうちに脚光を浴び貴族のリゾート地として発展を遂げました。そして、それに追随し、寒村だった小さなこの村も観光地として徐々に有名になります

IMG_0053.JPG

そんな時代背景を持つこちらのホテルのデザイン様式は、私の好きな「アールデコ」で、それをさらにモダンにリノベーションした優美なホテル。インテリアのカラースキームやエレガントな家具装飾など、すっかり私をアディクトしてくれるではありませんか!

余談ですが、

日本で主流となっている、ヨーロッパスタイルの高級インテリアといえば、主に二つの大きな特徴があります。

例えば、「エレガント」というと、ジョージアン、ロココなどクラシカルのリヴァイヴァル。色は、ホワイトやペールトーンで、ふんわりとフェミニンなお姫様インテリア。ヴィクトリアン様式の銀器や小花やリボンモチーフの食器などが似合いそうな雰囲気でしょうか。

そして、もう一つは、高級物件のモデルルーム等でよく見かける「イタリアンモダン」

青山にショールームを構える有名ブランドの家具を多用した無機質なイメージです。

日本の、所謂「ヨーロッパスタイル」というと、主にこの二つの世界観をイメージする方が多いかと思います。しかし、モダンでエレガント、そしてラグジュアリー、この3つを兼ね備えた、もっと自己主張するようなスタイルが欠如しているのが現状。

実は、ヨーロッパのハイエンドインテリアの主流はこちらなのに、なぜかまだ日本で目にする機会が限られてしまっています。

そんな、無いものねだりだからなのか、ヨーロッパでのホテル選びは、この数年、建物はクラシカルであっても、内装はモダンでエレガントなところを選ぶようになっています。前回のブログでインテリアをご紹介していますので、是非ご笑覧ください!

IMG_0201.JPG

インテリア以外にも、このホテルはタラソメニューも充実していていて、地下のスパも素敵でした。

IMG_0213.JPG

連日の飽食を無かったことにすべく、(むくみ対策も兼ねて!)ホテルにプールがあれば、朝はなるべく泳ぐようにしていますが、ここは都会のホテルのように、ビジネスマンが朝からゴーグルはめてぐいぐい泳ぐような光景は皆無。

リゾートの朝は御寝坊さんが多いので、朝7時に行っても誰もいなくてひっそりとしています。

IMG_0189.JPG

窓の向こうの大西洋をぼんやり眺めながら、何度かターンをするうちに、徐々に目が覚めてきます

IMG_0212.JPG

ヨーロッパの古い建物を改装したホテルによくありますが、ここも地下貯蔵庫を改装したのだそう。

雰囲気もとてもよく、むくみや余計な脂肪だけでなく、邪念やストレスも全てリリーフしてくれそうな場所です。

短期滞在の為、ジェットラグのボディ&ヘッドのマッサージをするのが精一杯でしたが、メニューを見ると、ドクターや栄養士なども監修する数週間のダイエットプログラムなどもあります。

いつの日か、そんな贅沢な時間を過ごせるようになりたいものです!

IMG_0198 (2).JPG

IMG_0209.JPG

とはいえ、

短時間でも朝活のおかげで、心身共に軽くなり、気分よく朝食を頂くことができました。

起きるのは少し辛い時もありますが、朝のプール活動、お勧めです!

IMG_0243.JPG

IMG_0225.JPG

IMG_0273.JPG

★grand hotel tharasso et spa

http://luzgrandhotel.fr/

多賀谷洋子

食空間デコレーター。雑誌編集、外資系客室乗務員を経て、テーブルコーディネーターに。ブライダルやパーティ、商業施設から個人宅まで幅広くインテリアデコレーション手がける。雑誌やレシピ本のスタイリングでも活躍。パリスタイル主宰、フランスチーズ鑑評騎士の会 チーズシュヴァリエの顔も持つ。著書「美しくなるチーズレシピ:“チーズは太らない!”ダイエットも、アンチエイジングもチーズにおまかせ!」が話題。

http://paristyle.jp/

ARCHIVE

MONTHLY

夏の暑さへの準備はOK? 涼しいメイク、ひんやりボディケア。
35th特設サイト
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
Business with Attitude
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories

Magazine

FIGARO Japon

About Us

  • Twitter
  • instagram
  • facebook
  • LINE
  • Youtube
  • Pinterest
  • madameFIGARO
  • Newsweek
  • Pen
  • CONTENT STUDIO
  • 書籍
  • 大人の名古屋
  • CE MEDIA HOUSE

掲載商品の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ総額です。

COPYRIGHT SOCIETE DU FIGARO COPYRIGHT CE Media House Inc., Ltd. NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION.