キンプトン新宿東京へ
公私共に愛用している フランスのリネンブランド「ガルニエ・ティエボー」本社から、
マーケティングディレクターの友人が出張で来日。
ガルニエのリネンを導入しているホテルの視察を兼ね、都内の新開業ホテルを巡っています。
先々週は、10月に日本初上陸した「キンプトン新宿東京」へ。
こちらは、インターコンチネンタルグループ(IHG)が運営する、サンフランシスコ発のブティックホテル。
今まで日本に存在しないような外国っぽさを強調した雰囲気のホテルだと、既に出かけた友人たちから聞いていたため、期待が高まります。
私にとっては、海外も含め、今回が初ステイとなる「キンプトン」、ショートステイとなりましたが、少しご紹介します。
仕事の都合、ホテルに到着したのは、21時過ぎ。
メインダイニング「ディストリクト」で待ち合わせます。
コロナ渦の中、フランスでのPCR検査、日本での隔離やそれに伴う煩雑なぺーパーワーク等、イレギュラーな入国プロセスを経て、ようやく再会できた友人との貴重な時間、まずは、お決まりのシャンパーニュで!
お供には、モンブラン。
柿と烏龍茶のアイスクリームを組み合わせるとは意外ですが、濃厚さと軽やかさのバランスがほどよく美味。
NYスタイルチーズケーキ。
定番スイーツであっても、ここでは、きっと違った雰囲気の盛り付けで出てくるに違いないと、
オーダーしましたが、やはり予想通り。
アメリカの会社にいた時によく食べていた、ねっとり舌に纏わりつくような、
あの食感のものとは全く別物。
こちらも軽快かつ洗練された味に仕上がっています。
もう10年以上、NYどころかハワイにも出かけていない為、アメリカ食事情に疎くなっていますが、やはり、世界的にライトな味が主流となっているのですね。
テラスに出てみました。
晩秋の夜、テラスはしっとりとした空気に包まれています。
平日ということもあり、誰もいません。
甲州街道に面しているとは思えぬほどの静かさです。
先にチェックインしてくれていた友人に案内され、客室に向かいます。
こちらのホテルの建築・インテリアデザインは、NY拠点の旬なアーキテクトカンパニー「ロックウエル・グループ」
日本のホテルではまだ殆ど採用されていない「ガルニエ・ティエボー」のバスリネンたち。
拙宅でもタオル、バスローブを使用していますが、
キンプトンオリジナルのものは、スレッドアカントは一体いくつ?
聞かずにはいられぬほど糸が密で、ふかふかさも格別。
シルク混と思えるほどの光沢感もあります。この上質感、画像でも少しは伝わるのではないでしょうか。
インルームの食器類は使わないことにしているのですが、
やはり確認したくなります。
ティーセットは、こちらでも、近年流行りの鉄瓶や釉薬のかかっていないマットな炻器調のもの
薄はりのグラスが贅沢です。
フレジャイルな素材を、インルームに採用するホテルはあまりないのですが、
最近は、客室の食器に気を遣うホテルが増えていので、
業界関係者としては、とても嬉しいです!
あら、ベッドの向こうには、迫力ある浴衣のディスプレイが。
着物デザイナー高橋理子氏のものですが、洋書で時々目にする、御着物をインテリアに取り込む感覚は、やはりNYならでは。
もちろん、飾りものではなく、室内着としてゲストが使うものですが、
従来、クローゼットに控えめに置かれている和装品が、
YUKATAとインターナショナルな雰囲気になり、存在感を増しているのが面白いです。
DEUTZに溺れた夜、ふっかふかのガルニエに包まれる至福のステイ、
なんて幸せなのでしょう!
途中、全く起きることなく、朝まで熟睡。
昨夜と同じダイニングで朝食を頂きます。
こちらは、ブランチという設定のため、通常のものよりボリューミー且つセレクションも豊富ですが、長くなるので、後半は次回にお書きいたします。
インターコンチネンタルグループとはいえ、ブライダルも手掛ける会社が運営に携わっているためか、海外のIHGとは雰囲気が異なりますが、個性的なcosyさ、今っぽさを体感出来るホテルと言えるでしょう。
師走となり、急に冷え込みましたね。どうぞくれぐれもお風邪などお召しになりませんように。
では、続きは後半にて!
ARCHIVE
MONTHLY