
エールフランスでボローニャへ
デコラトリスの多賀谷洋子です。
間もなくフランス出張ですが、この夏のバカンスについてお書きしていないので、少し振り返りたいと思います。
今回は、アドリア海リゾート&ブルターニュへ。
まずは、エールフランスの夜便でパリを経由しボローニャに向かいます。
休暇がとれるマックスで日程を組んだため、当日、迎えの車が来るまで、仕事の片づけだけではなく、掃除、パッキングなどギリギリまで奮闘。
余裕をもって配車予約したつもりでしたが、事故渋滞にはまり、ずっと携帯画面を見続けていたため、羽田のラウンジに到着し、ようやく安堵。
すぐにシャワーを予約しましたが、なんと50人近くウエイティング表示!
CDGまで14時間以上、このままの状態というのは憂鬱。ため息つきながら、サラダを頂きます。
見渡すと、個室のチェンジングルームは空いていたので、なんとかドライシャンプーで髪を拭き、「お清めか!」というほど制汗シートで体も。着替えをしてようやくリフレッシュ。
私は、飛行機に乗る際には、簡単な着替え、基礎化粧、サプリと常備薬はコンパクトにまとめ、必ず手荷物にします。フライト前のリフレッシュだけでなく、遅延やストバゲージなどで、これらが必要になったことが幾度となくあります。プライオリティの筈なのに、ロストバゲージにはなるもので、現地で航空会社からの「支給」は、簡単なTシャツと歯ブラシ程度。
それならば、保険で必要なものは購入できるでしょう?
世界一便利な日本であれば、コンビニでなんとか間に合わせることはできますが、海外ではスムーズでないことが多々。
辛い思いをしたことが何度もあるので、多少荷物がかさばっても、保険のつもりで絶対に機内持ち込みします。
さて、半年ぶりのエールフランス。シャンパーニュでようやく旅気分になりました。なんと長い一日だったのでしょう。
機内では、ほぼ徹夜状態だったため、読書も映画もパスしてひたすら爆眠。
途中目覚めたら、肌にもシートパックしながら水分補給、そして時々シャンパーニュ→睡眠を繰り返しているうちに、もう到着3時間前。
「クロワッサンの国」はもう間もなくだというのに、日本でケータリングしたものを食べるなんて!と思いつつも、やはり、エールフランスに乗るとそんな気分になりますね。
さて、CDGで乗り換え。
コロナ渦、三度目のエールフランスラウンジ。楽しみの一つでもある「エビアンスパ」は、今回も閉鎖していて残念。
ジェットラグマッサージ、早く復活していただきたいものです。
ラウンジでは飲まないつもりでしたが、予定より待ち時間が長くなったし、「デュヴァル・ルロワ」は好きな味だし、と理由をつけていただきます。
乗り換え便も入れると、この旅でシャンパーニュを軽く1本は飲んでいるかと思いますが、他のワインは飲まないので、まあ、よろしいのではないでしょうか。
パリから1時間半のフライトでボローニャに到着。20代の頃に一度だけ立ち寄った程度ですが、落ち着いた雰囲気に魅了されました。この街はヨーロッパで最初に大学が設立されたこともあり、文化的な雰囲気が漂っています。
今回のお目当ての一つ「ラヴェンナ」に行く前、市内を軽く散策。マジョーレ広場に向かいます。
ファッショナブルというよりも、理知的な洗練という言葉が似合うような場所です。
きっと、人種のるつぼ化状態?な近くのフュレンンツエ、ヴェネッツアのようなオーバーツーリズムは皆無で、聞こえてくるのはイタリア語オンリー。ドメスティック感が強く、とても過ごしやすい雰囲気。
あー、なぜもっと早く来なかったのでしょう!
超有名な観光名所があるわけでないのですが、広場にあるボローニャ大学の図書館へ。
内部見学も可能なようですが、残念ながら時間が早すぎてまだクローズ。さっと回廊のみを見学。
11世紀に設立された世界最古の大学、当時の最高学府のアカデミックな空気感に威圧されます。
壁、天井には数えくれないほどの紋章が。
もっとじっくり見学したいと、後ろ髪をひかれながらも、ラヴェンナ地方に向かいます。
続きは改めて。
そして、おまけの画像 ↓
ある日のアンティパストに頂いた、
プロシュートから顔を覗かせる、モッツラレラ・デ・ブーファラ。
久しぶりのイタリア旅の楽しさを実感するのでした。
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