
年越しの台湾ホテルライフ 高雄「SILKS CLUB」へ
デコラトリスの多賀谷洋子です。
年末年始は、コロナ以前は恒例だった台湾で、4年ぶりに過ごすことができました。
エバー航空で、成田か高雄に向かいます。
台北は人が多く、オートバイの排気も苦手。お正月はのんびりと開放されて過ごしたいもの。本当にほっこりできるのは、台湾南部だと思っているので、毎年、高雄と台南が滞在の中心となります。
さて、例のごとく旅前日は、ほぼ徹夜状態。
特に今回は年末ということもあり、拙宅の断捨離&大掃除、仕事の片づけなどに追われタイムアウト。なんとか体裁を整えましたが、パッキングが随分と手抜き。
しかし、ヨーロッパと異なり、軽装OK。その上、現地には24時間営業のカルフールやコンビニなど強い味方が多いので「なんとかなるし!」と、慌ただしく迎えのタクシーに乗り込みます。
機内で、ようやくシートに深くもたれかけ安堵。シャンパーニュグラスの下にある、エキゾチック柄のクロスを愛でながら、台湾への旅情を募らせます。
帰国便は 鼎泰豊の点心を予約しましたが、往路もチャイニーズをセレクト。
台湾人好みの甘辛テイストのエビ炒めと翡翠ご飯に、シャンパーニュが進むこと!
さて、高雄の滞在は「シルクスクラブ」
こちらは、リージェントグループと現地のデベロッパー「 御盟集団(YUIMOM GROUP) 」という会社が共同運営のブティックホテル。
同じくリージェント系列の、台南「シルクスプレイス」と比較すると、より繊細でラグジュアリーさが際立つ雰囲気。年齢制限を設けているためか、基本的に大人しかいないこともあり、エレガントで理知的な空間です。以前からずっと滞在したいと思い予約しましたが、その年にコロナ渦に突入。渡航解禁となるまで毎年の年末年始には、僅かな希望を頂きながら、予約だけはしていましたが、その度に滞在を見送り続けてきたので、ついに来た!という感慨深さ。
館内は、芸術とファッションの融合がテーマであるため、至るところにアートが。
ロビーには、ドイツ「ART+COMstudios」が手掛けた金属球の4Dアート。指定された時間になると、自動制御で、これらのボールが幻想的な動きを描き始めます。こちらは、シンガポールの空港でも 有名な「Kinetic Rain」というアートですので、ご覧になった方も多いのでは。
さて、ロビーアートとリンクさせた内装のエレベーターで客室フロアーへ向かいます。
モダンなルームインテリアは心地よく、機能的。
中途半端なお掃除のまま年越しを迎える東京の拙宅を思うと、不憫で申し訳ない気持ちが。。
リビングのテーブルには、アフタヌーンティでもオーダーした?と思うほど、ウエルカムプレートが充実。
このホテルには、「うかい亭」海外第一号店もあるためか、生産履歴付の厳選食材を用いているとのことで、自慢のブランデーケーキに入っているアプリコットやフィグなどドライフルーツに至るまでも全てハンドメイドの渾身なのだとか。
アンパッキングしながら、一息つき、ホテルのスパへ。
22時までオープンしているので、サウナとジャグジーで、軽く汗を流します。自宅では五分もしないうちに寝入るのですが、旅先では寝つきが悪いので、スパのあるホテルはポイント高し。
インフィニティプールには誰もいないので、泳ぎたいところですが、昨今の温暖化に反比例して、冬の台湾はどんどん寒くなってきているような気がします。
高雄、台南共に、この時期のアウトドアプールは、よほどでない限り、水温が低くて泳げないというのが現状。
とはいえ、明日の天気予報は快晴の28度。
水着はいつもスーツケースに入っているし、この雰囲気の中で少しでも泳げたらよいなと、心躍らせながら、久しぶりの台湾の夜は更けていくのでした。
続きは次回へ。
皆様にとりまして、幸多き一年でありますよう、心より祈っております。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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