台湾ミシュラングリーンスター認定の朝食@高雄「silks club」
デコラトリスの多賀谷洋子です。
年末を過ごした「高雄シルクスクラブ」の続きで、早餐(朝食)についてお書きします。
旅先の朝プール活が大好きな私は、朝食前にスパへ。
手を入れてみると、修行レベルの冷たさ。寝起きには辛い水温の為あきらめて、軽くジャグジーに入ることに。
雲の間から見える明るい日差しに、紫外線を懸念しつつも、快適な南国の朝を感じます!
体も温まり、すっきりした気分で朝食へ。
サスティナビリティコンシャスなこちらのホテル、もちろん、レストランも「ミシュラングリーンスター」認証を獲得しています。
ところで、こちらグリーンスターとはミシュランガイドが2021年から導入した新たなシンボルで、従来の星付きやビブグルマンの掲載店の中から特に、持続可能なガストロノミーに対して、積極的な活動を継続しているお店に与えられる認証のこと。
例えば、フードロスを減らす、使い捨て容器を使用しないなど環境保護に配慮しつつ、味やサービスの観点でも一切の妥協せずに上質なものを提供する優良店を、このマークを掲示することでミシュランが応援しているのです。
フレッシュキウイジュースから始まる朝食。
タイワニーズ、アメリカン、ジャパニーズから選ぶことができます。
フルーツやサラダなどはセミビュッフェスタイル。
青い海と空をバックに、健康的なビタミンカラーのプレゼンテーション。
なんて、フォトジェニックな光景なのでしょう。
パパイヤ、パイナップルなどもちろん台湾産のフルーツ。
パンを選ぶと、ペストリーシェフが温めてテーブルにまで持ってきてくれます。
初日は、「うかい亭だしね!」と日本食を。
海外あるあるの、見た目はそれなりだけれどお味は?的なものではなく、
御出汁も上品できちんとした和食です。高雄でこのレベルの日本食が頂けるなんて!
新鮮な驚きです。
しかし、これは私の選択ミス。旅の終盤、日本食が恋しくなる頃ならば感動するかもしれませんが、海外ではできるだけ現地の味を食したい私には若干物足りないかも。。。
翌日からは台湾スタイルを。
結果、こちらの方が大正解!旅先の貪欲な好奇心も満たしてくれます。
アサリの酒蒸しは、紹興酒と赤トウガラシの風味で、日本のものよりパンチが強め。
鶏肉の薬膳スープ「麻油鶏 (マーユーチー、マーヨージー等と発音するようです)」は、ヘビーな見た目よりもずっとあっさりとしていて美味。美肌にも良さそう。
この後に、日替わりのメインディッシュがあります。
アメリカンメニューは一度も選びませんでしたが、
メニューにあったサイドディッシュの説明文に心惹かれ、こちらも。
確か、「現地の太陽を存分に浴びたオーガニックのグリル野菜とハンドメイドのドライフルーツ」等と書かれていたような。
台湾も、コロナ渦以降、BIO志向がどんどん高まってきているのだとか。
ボリューミーながらも、安全で上質な素材を存分に頂ける朝のひととき、旅の醍醐味ですね。
とても静かで快適なブティックホテル、今まで泊まった高雄のホテルでナンバーワンとなりました。
ところで、もうすぐヴァレンタインデーですね。
次回は話題をパリに移して、「オテルフォションでのアムールなおもてなし」についてお書きしたいと思います。
ご期待くださいませ!
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