ファッションデザイナーの本格的な展覧会が日本でも!

Culture 2016.02.26

モードを超えてアートの領域に到達した大御所デザイナーの大規模展に注目が集まるなか、日本でもふたりのデザイナーの展覧会が開催。背景にいつもアートやカルチャーへの好奇心と愛情があるポール・スミス。社会と人間の関係を通して常に革新的で自由な「未来」を透視する三宅一生。1970年代より活躍するふたりの展覧会は、アーカイブに終わらず、アップデートな世界観を繰り広げる。

特別な「目」を持つ、お茶目な紳士。
「ポール・スミス」展―
HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH

2013年ロンドンでスタートした本展は、彼のインスピレーションのおもちゃ箱。芸術や文化に対する直観的な審美眼と、あくまで「personaltouch」を忘れないウィットと反骨精神を、圧倒的物量の展示で表現する。
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最初にオープンしたショップや、お気に入りをちりばめたオフィスの再現展示で、その創造性を体感。『インサイドポールズ ヘッド』と呼ばれるイメージの洪水に翻弄される部屋では、ポールの脳内を覗き込んでいる気分に。

●7/27~8/23 ●上野の森美術館(東京・上野)
ポール・スミス リミテッド ☎03・3486・1500 ※京都国立近代美術館
(6/4~7/18)と名古屋松坂屋美術館(9/11~10/16)でも開催


時代を超えた、デザインを探求。
MIYAKE ISSEY展:
三宅一生の仕事

日本を代表するデザイナー、三宅一生の初期から最新作までを展望する展覧会。開発チームとの粘り強いリサーチと実験により、新しい素材や技法を開発している三宅一生の、ものづくりの思想を解明する。

0226miyakeisseyDMA-16_.jpgISSEY MIYAKE『麻のジャンプスーツ Spring/Summer 1976』1975 年 撮影 : 岩崎寛

0226DMA-15_《Spring/Summer-1994》.jpg左:ISSEY MIYAKE『フライング・ソーサーSpring/Summer 1994』1993年 右:1325. ISSEY MIYAKE『No.10 スカート』2010年
撮影 : 宇土浩二

PLEATS PLEASEやA-POCなどの新しい服は、既成概念を超えた自由な発想から生まれた。1枚の布と身体との関係を探究し、服づくりを行う。

●3/16~6/13 
●国立新美術館(東京・六本木)
ハローダイヤル ☎03・5777・8600
http://2016.miyakeissey.org

*『フィガロジャポン』2016年3月号より抜粋

réalisation:CHIE SUMIYOSHI

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