フィガロが選ぶ、今月のシネマ ミッシェル・ゴンドリーの青春映画『 グッバイ,サマー』
Culture 2016.09.02
『 グッバイ,サマー』
湖畔を目指す夏休みの旅が、大人への一度きりの冒険に。
女の子っぽい容姿と髪型で、サッカーボールも蹴るけれど絵を描くほうが好き。自分だけ中学のクラスから浮いている。みんなと同じじゃなくて怖い。息苦しくて眠れず、身体を横揺れさせながら歌う。でも実際、みんなと同じはイヤ。そんな14歳のダニエルが、「ガソリン臭い」はぐれ者の転校生と意気投合、エンジン駆動の車輪付きログハウスを共作し、ひと夏の旅へ。ミシェル・ゴンドリーがファンタジックな要素をぐっと抑え、性の目覚めと裏腹の潔癖さを涼やかに滲ませた自伝的青春映画だ。一生に一度の輝きを放つ快作。
『 グッバイ,サマー』
監督・脚本/ミシェル・ゴンドリー
2015年、フランス映画 104分
配給/トランスフォーマー
9月10日より、YEBISUGARDEN CINEMAほか全国にて公開
www.transformer.co.jp/m/goodbyesummer
*「フィガロジャポン」2016年10月号より抜粋
監督・脚本/ミシェル・ゴンドリー
2015年、フランス映画 104分
配給/トランスフォーマー
9月10日より、YEBISUGARDEN CINEMAほか全国にて公開
www.transformer.co.jp/m/goodbyesummer
*「フィガロジャポン」2016年10月号より抜粋
réalisation : TAKASHI GOTO
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