次回007は誰の手に？ トム・ハーディら、候補争いで一歩リード。

ダニエル・クレイグに続き、新しいジェームズ・ボンドを演じる主役争奪戦で、トム・ハーディ、エイダン・ターナー、ジェームズ・ノートンの3人が、現在のところ一歩リードしているという。

有力なブックメーカーの間では、ダニエルが007役から降板を決めた際、次のボンド役の有力候補に挙げられているトムとエイダン、ジェームズのオッズを3/1としている。米TVシリーズ『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』で知られるジャック・ヒューストンのオッズは5/1で、以前は最有力と噂されていたイドリス・エルバとトム・ヒドルストンは8/1まで落としている。また最新のオッズには、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、キリアン・マーフィも加わったと英『The Sun』紙は伝えている。

トム・ハーディは最近、米ニュースサイト『The Daily Beast』のインタビューで、クリストファー・ノーラン監督がメガホンをとり、トムが新007を演じるといった報道がされたことに対し、意味深な発言をしたばかり。『インセプション』や『ダークナイト ライジング』、そして最新作『Dunkirk（原題）』で一緒に仕事をしたノーラン監督が、サム・メンデス監督から引き継いでもし新007を撮ることになれば、
「ああ、そうなるとクールだ。とてもクールなことになるよ」と、称賛。しかしダニエルからボンド役を引き継ぐ可能性については口を閉ざし、不満を漏らした。
「役者や仲間内では、こんな言葉がある。“そのこと”を話題にしたら自動的にレースから除外される、というものだ。だからそれには答えられるわけがないよ！ もし口にしたらチャンスがなくなってしまうからね」

ダニエルは『007 スペクター』に続く次回作で、再びボンドを演じるかどうか明言していない。2015年公開の『スペクター』の撮影が終わった直後、再度007を演じるくらいなら両手首を「切ったほうがマシ」とメディアに語っていたが、後日、「（メディアの）次回作に関するエンドレスな質問にちょっと反応してみただけ」と主張。続投の可否について名言を避けた。
ここ最近では、007シリーズの製作陣がダニエルにもういちどボンドを演じるなら高額の出演料を出すとオファーしたとも伝えられている。製作総指揮を務めるカラム・マクドゥガルは昨年、英BBCのインタビューで「第1候補は間違いなく彼だ。カムバックを熱望している」と語った。