フランス初の黒人芸人ショコラを描く、感動の実話。
Culture 2017.02.06
『ショコラ 君がいて、僕がいる』
黒人芸人ショコラは道化コンビ「フティット&ショコラ」として大人気を博した20世紀初頭のパリの寵児だ。けれど、植民地博覧会で黒人の子が未開の見世物にされる時代、獄舎で不当な私刑を受け、ステージ上の「マヌケな蹴られ役」に嫌気がさす。喝采と偏見の狭間で歴史から消えたこの愛すべき享楽家をオマール・シーが、相方をチャップリンの孫ジェームス・ティエレが好演。ふたりの芸風、反目と友情、零落するショコラを支えた白人女性の看護師の献身に、映画は光を当てる。ベルエポック期の華やぎに乗せて。
『ショコラ 君がいて、僕がいる』
監督・共同脚本/ロシュディ・ゼム
2015年、フランス映画 119分
配給/東北新社、STAR CHANNEL MOVIES
シネスイッチ銀座ほか全国にて公開中
chocolat-movie.jp/
監督・共同脚本/ロシュディ・ゼム
2015年、フランス映画 119分
配給/東北新社、STAR CHANNEL MOVIES
シネスイッチ銀座ほか全国にて公開中
chocolat-movie.jp/
*「フィガロジャポン」2017年3月号より抜粋
réalisation : TAKASHI GOTO
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