「白鳥の湖」映画化で、フェリシティ・ジョーンズが主演!
Culture 2017.07.10
英国人女優のフェリシティ・ジョーンズが、バレエ「白鳥の湖」を原作とする新作映画に出演することが決まった。
オスカーにノミネートされた実力派でもあるフェリシティは、チャイコフスキーが作曲し、悪魔によって白鳥に姿を変えられた姫を描く「白鳥の湖」をベースとした新作で、主演を務めるという。
2015年の映画『胸騒ぎのシチリア』などで知られるイタリア人映画監督のルカ・グァダニーノがメガホンを取る方向で交渉が続いており、脚本は『Catherine the Great(原題)』を手がけたクリスティーナ・ローレン・アンダーソンが担当すると米『Variety』誌が伝えている。
また『Variety』誌によると、同作にはバレエのシーンはなく、オデット姫を中心に展開するという。複数の大手スタジオも関心を示しており、米『The Hollywood Reporter』誌はパラマウントやユニバーサル、トライスターなどが注目していると報じた。
これまでに『ダイバージェントNEO』や今年公開された実写版『美女と野獣』などを手がけた制作会社マンデビル・フィルムズがプロデュースを担当し、米大手タレント事務所ウィリアム・モリス・エンデヴァーがキャスト陣の代理人を務めるという。
一方で、公開日などの詳細は発表されていない。フェリシティの今後のスケジュールは比較的空いているとみられており、グァダニーノ監督は現在、名作ホラー『サスペリア』のリメイク版の仕上げにかかっているほか、来年公開予定の『Rio(原題)』の準備も始めている。
「白鳥の湖」をモチーフとした作品としては、最近では2010年の『ブラック・スワン』が記憶に新しい。問題を抱えたバレリーナをナタリー・ポートマンが、そのライバルをミラ・クニスが演じ、ヴァンサン・カッセルが厳しい芸術監督に扮した。同作は翌年、ナタリーにアカデミー賞主演女優賞、ダーレン・アロノフスキーに監督賞をもたらし、作品賞にも輝いた。
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