リリー・コリンズ、極小サイズ礼賛のファッション界にNO!

Culture 2017.07.25

女優のリリー・コリンズが、「極端にサイズが小さい」モデルを起用し続けるファッション界を批判している。

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リリーは現在、米Netflixが配信する映画『心のカルテ』で、拒食症に苦しみ、常識破りな医師が運営するグループホームに入所させられる主人公エレンを演じている。リリー自身、ティーンエイジャーの頃に摂食障害で苦しんでおり、『心のカルテ』でこの問題に関心が集まることを望んでいる。とりわけ訴えたいのは、スリムであることに執念を燃やすファッション界や美容業界に対してだ。
ファッションモデルのBMI(肥満度指数)は最低でも18でなければならないとするフランスの法律について、リリーは「BMIはとても大事」と語った。
「でもファッションショーに行くと、極端にサイズの小さい女の子たちがランウェイを歩いているし、その多くはまだ女性と言えないくらいとても若いわ」
さらにリリーは、ショーで見かけたモデルの中には、「失神寸前」の者もいたと懸念を示した。

また、『心のカルテ』の役作りで細くしたリリーの身体に対する、メディアの憶測にも苦労したとも明かしている。
「ある特定の姿に見える写真を撮られて、それが急に独り歩きするようになったの。その時は映画について何も話してはいけない段階だったわ」
『心のカルテ』のために体型を変えることをいとわなかったものの、マーティ・ノクソン監督やプロデューサー陣がリリーの摂食障害の過去に配慮し、撮影中は専門家の手を借りて健康的にサイズダウンするべく徹底したという。大物ロック歌手のフィル・コリンズとジル・タベルマンとの間に生まれた彼女は、過去から「隠れる必要がなかった」ため、撮影によってある意味解放感を味わったという。
「自分自身の経験を引き出してキャラクターとつながるのが役者というものよ」と、リリーは米『Us Weekly』誌に語っている。
「私と映画の狙いが、まさにひとつになったの」

©︎Cover Media/amanaimages

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