『スター・ウォーズ』のデイジー・リドリー、悩みを吐露。

Culture 2017.10.28

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で一躍人気女優になったデイジー・リドリーは、突如湧き起こった名声に押しつぶされそうになり、セラピストの治療を受けていたという。

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それまで無名だったデイジーは2015年公開の同作で、シリーズ常連のマーク・ハミルやハリソン・フォード、故キャリー・フィッシャーらと共演し、大ブレイクを果たしている。一夜にして有名スターの仲間入りを果たしたものの、ロンドン出身のデイジーはセレブとなった自分に折り合いをつけることに苦労したという。

「全てが混乱していたわ」とデイジーは『Vogue』誌で打ち明けた。
「皆が私を知っているの。いまだにどう対応すればいいのか分からないわ。ストレスのせいで肌がすごく荒れて、身体の自由がきかなくなった。常に見られている気がして自意識過剰になっていたの」
「(あるとき)ドアをノックする音がして、男の人がふたり入ってきて、『ねえデイジー、サインしてくれない?』って言ってきたの。文字通り『ふざけるな!』と怒鳴ってしまって......。母親には『皆があなたを自分のものにしようとしている』と言われたわ」
「外に出ると、素敵な女性を見かけたわ。一方で、私は顔バレするのが心配でどこにいても顔を隠し、まるで自分を壊しているような気分になった。軽やかに生きていたいだけなのに。慌てて逃げ出すなんていや」

さらにデイジーは、いまでも月に1度は涙が止まらなくなって母親に電話し、プレッシャーに耐えられる性格ではないと訴えることがあるとも続けた。それでもこれほどの大成功を収めたのは奇跡のような幸運だと自覚している。
「私よりもはるかに上手にできる人たちが数千人もいることは分かっているし、タイミングと運が良かっただけよ。この仕事を与えられたことで、自分がどれだけ恵まれているか痛感しているわ」

またデイジーは、ハリウッドでキャリアを積む中で、ずっと地に足をつけていられる自分でありたいとも打ち明けた。
「普通だと思ってることが、実は普通じゃないのが心配なの」とデイジー。
「空港に行っても列に並ばずに素通りさせてもらえるし、以前なら手に入らなかったチケットが手に入る。それが普通じゃないと自分に言い聞かせるのが大事だと思う。でも私にとっては普通だから、難しい問題だわ」

世界が固唾を飲んで見守る、シリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、日本では12月15日に公開される。

©︎Cover Media/amanaimages

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