ベストセラー待望の映画化、14歳の少年たちの冒険。

Culture 2017.11.04

地図のないひと夏の無謀旅が、少年たちをまばゆさへと誘う。
『50年後のボクたちは』

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両親は不仲、クラスの女の子にも無視され、14歳の少年はギムナジウムを後にする。ロシアンマフィアの息子と噂される転校生が運転する盗難車に乗り、旧式カーステレオのカセットテープから流れるリチャード・クレイダーマンのヒット曲を冗談音楽のように楽しむ。田舎町の無縁の主婦に郷土料理をふるまわれて空腹を満たし、町外れの廃品置き場で家出少女と出会って心が騒ぐ。ドイツの鬼才の新境地が心地よい、軽やかで痛快なひと夏の旅=映画。少年は臆病さを克服し、多様な人々が交差する世界へと踏み出す。

『50年後のボクたちは』
監督・共同脚本/ファティ・アキン
2016年、ドイツ映画 93分
配給/ビターズ・エンド
ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開中
www.bitters.co.jp/50nengo

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*「フィガロジャポン」2017年11月号より抜粋

réalisation : TAKASHI GOTO

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