お肌の大敵? ダメージが少ないお酒の楽しみ方とは?

Culture 2017.12.28

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©WavebreakMedia Ltd/amanaimages

忘年会・新年会と、お酒を飲むことが多くなるこの時期。お酒はお肌の大敵だと知っていましたか?

少しでも負担が少なく済むように、オーストラリアの皮膚科専門医ナターシャ・クック医師が、デイリーメール・オーストラリアにアドバイスを掲載しています。

お肌の回復に28日かかる可能性も。

アルコールには利尿作用があります。さらにバソプレッシンという水分を再吸収するホルモンの分泌も抑制するため、トイレには行きたくなるのに水分を体内にとどめておくことが難しくなり、脱水症状を起こしやすくなります。そのため、お肌は血色が悪くなり、細かいしわや毛穴が目立つようになってしまうのだとか。

クック医師は、お酒に豊富に含まれる糖分や塩分もお肌の大敵だと指摘しています。糖分は、IGF-1というホルモンの分泌を促進して肌の油分が過剰になるほか、「糖化反応」でコラーゲンを壊してしまうそうです。塩分は、むくみや目元のたるみの原因になります。

英紙エクスプレスでも、お酒を飲んで頰や鼻の周辺の血管が破裂すると、赤ら顔やお肌のたるみの原因になると警告しています。

英イブニング・スタンダードは、お肌のアンチエイジ専門のサロンCACIインターナショナルが行なった研究で、「二日酔いは24時間で治るが、(お酒の)お肌への影響は40歳の女性の場合、28日間続く可能性がある」ことが分かったと伝えています。20代の女性の場合は2週間ほど、男性の場合は少なくとも1週間だとか。

お肌へのダメージが一番少ないアルコールは?

こんな話ばかりだとお酒を飲むのが怖くなってしまいますね。でもクック医師は、お酒を飲んだ翌日にできるだけ早く回復させるための方法をいくつか紹介しています。

まずは、日本でとても簡単に取り入れられる「お味噌汁」。脱水で失われた塩分を取り戻すと同時に、消化を助けてくれるそうです。また、肝臓の活力を取り戻すのにアミノ酸が豊富な卵や、カリウムが豊富なアボカドがお勧めとのこと。お酒を飲むとビタミンB、とりわけビタミンB1が消費されてしまいます。卵はこのビタミンB1が豊富に含まれているので、そういう意味でも、飲んだ翌日の朝食に卵を取り入れるのはよさそうです。

また、お酒を飲むときに何を選ぶかでも、翌朝の影響を軽減できるそうです。クック医師が勧めているのは、ウォッカ・ソーダやジントニック。どちらもカクテルですが、糖分の高い飲み物と合わせていないのが理由。「糖分が高ければ高いほど、お肌にダメージを与える」とクック医師はデイリーメールに話しています。

またお酒を飲んでいるとき、こまめにお水を飲んで水分を補給することが大切だとか。そして寝る前には面倒がらずにメイクを落として、モイスチャライザーをしっかり塗ってから寝るようにしましょう。こうすることでお肌の修復を促し、翌朝の炎症を最小限にとどめるとクック医師は述べています。

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texte : SATOMI MATSUMARU

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