マライア・キャリー、双極性障害を告白。

Culture 2018.04.12

マライア・キャリーが、双極性障害と長らく闘ってきたことを、米『People』誌のインタビューで初めて打ち明けた。

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双極性2型を患うマライアは、繰り返しやってくる躁うつと抑うつに苦しんできたという。
「最近まで私は、この病であるということを否定し続けていたし、ずっと孤独だった。誰かがこのことを暴露するんじゃないかという絶望と恐れが常にあった」
「心理的負担が大きすぎて、これ以上隠し続けるのはもう無理だった。私は治療を受けて、周りに肯定的な人を配置して、愛してやまない作業をすることに戻ったの。曲を書いて、音楽を作ることに」

長い間、重度の睡眠障害だと思い込んでいたという。
「ただの不眠症ってわけじゃなく、横になって羊を数えたりなんてしなかった。私は働きづくめで、眠れない日々が続いていたの。ずっとイライラしてて、誰かを失望させてしまうかもって恐かった。まるで狂気の中にいたみたい。結局は壁にぶちあたるの。私のうつ病は、エネルギーがとても低いと起こるみたいね。ずっと孤独で悲しくて、自分のキャリアのためにすべきことをしていないという罪悪感さえあったわ」

マライアに、双極性障害の診断が初めてついたのは2011年のことだった。当初は信じたくなくてそのまま放置していた結果、公私ともにトラブルが続出。大晦日のコンサートは失敗してキャリアは低迷。私生活では大富豪との婚約を破棄して、日系のバックダンサーに乗り換えたりと、スキャンダルでの露出が目立った。マライア曰くそんな「最も辛かった数年」を経て、現在は心の病に向き合い、治療に専念しているという。
「実際、とても良さそうな薬を服用してるの。薬によって、疲れたり、鈍い感じがすることもないわね。適切なバランスを見つけることが何より大事っていまやっとわかったわ」

photo: Shutterstock/AFLO, texte: ERI ARIMOTO

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