ウィリアムとハリー、ふたりの王子の永遠の兄弟愛。

Culture 2018.06.01

幼い頃から固い絆で結ばれていたウィリアム王子(1982年生まれ)とハリー王子(1984年生まれ)。1997年の、母であるダイアナ妃の死を経て、結束はより強いものとなった。先日行われたハリー王子の結婚式では、ウィリアム王子が証人を務めた。30年以上にわたる兄弟愛を、画像とともに振り返る。

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ハリー王子の婚礼の日より。ふたりはそろって、ブルーズ・アンド・ロイヤルズの制服をまとい、セント・ジョージ礼拝堂に到着した。(ウィンザー、2018年5月) Photo: Getty Images

これまでもふたりはずっと助け合ってきた。互いに相手のために自分を犠牲にする覚悟があることを、ことあるごとに示してきた。5月19日、ハリー王子とサセックス公爵夫人(メーガン妃)の結婚式会場にやって来るときも、ふたりは一緒。2011年、ウィリアム王子とケンブリッジ公爵夫人(キャサリン妃)の結婚式で、証人を務めたのもハリー王子だった。

2016年、ハリー王子と結婚する前のサセックス公爵夫人が、女性差別主義者や人種差別主義者らの攻撃の的になった。その時、ウィリアム王子は弟の未来の婚約者に即座に助け舟を出した。「ケンブリッジ公爵はハリー王子の私生活をめぐる問題についてきちんと把握した上で、自分の友人たちを守りたいというハリー王子の気持ちを支持しています」という公式声明を発表したのだ。一方、ハリー王子は2010年、兄の結婚祝いに、ダイアナ妃の婚約指輪という何よりも素敵なプレゼントを贈っている。指輪は1997年、ふたりの母親が自動車事故で亡くなった後、ハリー王子が相続したものだった。

異なる個性。共通するのは…

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ハリー王子とウィリアム王子。左から1985年、2003年、2011年。Photos: Getty Images

ウィリアム王子は水球の名選手、ハリー王子はポロとラグビーが得意。そんなスポーツへの情熱と強烈なユーモアセンスを共有するふたりだが、個性は異なる。まさしく激情型のハリー王子は、ゴシップ紙の一面を飾ったり、2006年にアフガニスタンで作戦を展開するイギリス軍への配属を求めた時には、要望が通らないならアフリカに行くと言い出すようなタイプだ。ウィリアム王子はそうした波乱は少ない。2001年にセント・アンドルーズ大学で出会ったケイト・ミドルトンの腕の中に、早々と安らぎを見出した。王位継承者としての心構えは子供の頃からできている。

逆に、兄弟のいちばんの共通点はというと、ダイアナ妃への思いと社会貢献だ。とくに、母親の功績を受け継いでエイズ予防活動に尽力している。また、貧困との闘いに取り組む組織 「サンタバリー」 を支援するために、定期的にアフリカ諸国を訪れ、精神病に関する研究促進のための基金「ヘッズ・トゥギャザー」を共同で立ち上げた。こうした真摯な姿勢は大いに知られているが、ひょうきんで仲のいい兄弟、というのもまた真実だ。

互いに良き理解者であり続けた30年。

ハリー王子が生まれて初めて、難しいシチュエーションに立たされている瞬間。パパ、左足が肩に乗ってないってば。(ロンドン、1985年10月)
photo : Getty Images

ダイアナ妃と、ふたりの若きピアニスト。(ロンドン、1985年10月)
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コーチ役のウィリアム王子に見守られ、絨毯の斜線に沿って行進するハリー王子。(ロンドン、1985年10月)
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ヘアが乱れないように涙ぐましい努力をしているウィリアム王子。(グロスターシャー、1986年7月)
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リアーナの曲「アンブレラ」は、この写真にインスピレーションを受けたのかもしれない。(サイレンセスター、1987年7月)
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女王陛下の消防士たちが緊急出動!(サンドリンガム、1988年1月)
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名門ウェザビー・スクールの新学期初日を迎えた、可愛らしい王子たち。(ロンドン、1989年9月)
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スキーにお出かけ。ストックなんか要りません。(オーストリア・レッヒ、1991年4月)
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丸太のボートで滑走するウォータースライダー。何度滑っても楽しい。(チャーツィー、1993年)
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食堂で何を頼もうか迷い中。(ロンドン、1995年8月)
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キルト姿が決まっているチャールズ皇太子と、ハイキング。(バルモラル、1997年8月)
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父親の背を追い抜くほど成長したウィリアム王子。(カナダ・ウィスラー、1998年3月)
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お揃いの青い瞳と青いシャツのウィリアムとハリー。(ハイグローブ、1999年7月)
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チームの司令塔はチャールズ皇太子。(グロスターシャー、2001年9月)
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ハリーとウィリアムもなんとかバッジを手に入れたようだ。(ロンドン、2002年6月)
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ポロのユニフォームに身を包んだ兄弟。(ティドワース、2002年7月)
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バッキンガム宮殿のテラスで、エリザベス女王のファッションについて緊急会議。(ロンドン、2003年6月)
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笑顔が似合う仲良し兄弟。(サンドリンガム、2003年12月)
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チャールズ皇太子とカミラ・パーカー・ボウルズの結婚式にて。(ロンドン、2005年4月)
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つば付きの制帽は、立ったまま人に知られず眠るための最強アイテム。(サンドハースト、2006年4月)
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雰囲気はまるで、『徹子の部屋』のリハーサル。(ロンドン、2007年4月)
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新たな捜査に取りかかる、『タンタンの冒険』のデュポンとデュボン。(ロンドン、2007年5月)
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イベントで優しく傘を差し出すウィリアム王子。(ロンドン、2007年6月)
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これから読み上げるジョークを見返して、笑いが込み上げてきたハリー王子。(ロンドン、2007年7月)
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このビールはハリー王子のものではありません。どうしてこんなところにビールがあるのか、王子もご存じないそうです。(フランス・パリ、2007年10月)
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ウィリアム王子とチャールズ皇太子に見送られ、バッキンガム宮殿からアフガニスタンへ向うハリー王子。(オックスフォードシャー、2008年3月)
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ピムスを飲み過ぎたかのようによろけるハリー王子。(ロンドン、2008年5月)
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柱に縛らているわけではありません。(ロンドン、2008年6月)
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チャリティ・バイクレースのために南アフリカを訪れたふたり。(南アフリカ・ダーバン、2008年10月)
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アイスマンとグースがイギリスに到着!(シュルーズベリー、2009年6月)
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仲良くマフラーをシェア。(ボツワナ・ハボローネ、2010年6月)
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公式訪問の必須イベント、シエスタ教室。(レソト・マセル、2010年6月)
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ウィリアム王子を斜め上から撮影することが禁止された始めた頃。(ロンドン、2011年4月)
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格好の偵察ポイントを見つけた、シャーロック・ホームズとワトソン医師。(ロンドン、2012年6月)
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キルト姿のチャールズ皇太子に、突風が吹いた瞬間。(ロンドン、2012年6月)
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ポロ・ウィークの特別招待客、ハリーとウィリアムがフロントロウを飾る。(サイレンセスター、2014年7月)
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SNSでの失言について、王子たちに詰め寄られるチャールズ皇太子。(ロンドン、2014日9月)
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兄の権限で弟の口にチャック。(ロンドン、2014年9月)
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第1回「インヴィクタス・ゲーム」で、発起人であるハリー王子と弟をサポートするウィリアム王子。(ロンドン、2014年9月)
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僕の勝ち!(ロンドン、2015年5月)
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名前を間違えられないように、ヘルメットに名前を手書き。(マンチェスター、2015年9月)
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ハリー王子がダース・ベイダーを演じていたら、間違いなく戦いに勝利していただろう。(アイバーヒース、2016年4月)
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ハリー王子、眼鏡以外は完璧なのに。(サイレンセスター、2017年7月)
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パーティルックも決まってます。(ロンドン、2017年12月)
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パートナーよりも面白い帽子を探すウィリアムとハリー。(キングズリン、2017年12月)
photo : Getty Images

texte : Chloé Friedmann, Glenn Cloarec(madame.lefigaro.fr)

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