沖縄の大自然に囲まれる、やんばるアートフェスティバル。
Culture 2018.12.14
2018年12月15日(土)から2019年1月20日(日)まで、沖縄本島北部の各所にて、地域芸術祭「やんばるアートフェスティバル 2018-2019 ~ヤンバルネサンス~」が開催される。
昨年開催された、第1回やんばるアートフェスティバルの会場入口。
2016年に国立公園に指定され、世界自然遺産登録を目指す、沖縄本島北部のやんばる地区。世界的にも数少ない亜熱帯照葉樹林の森が広がるこの地区は、「奇跡の森」と呼ばれ、特有の生態系を持つ。天然記念物のヤンバルクイナをはじめとした希少動物が生息するほか、現代まで引き継がれている伝統芸能や祭祀も魅力のひとつだ。
淀川テクニック作。ゴミや漂流物などを使って制作した魚。
そんなやんばるの原風景を舞台に、地域にあふれる”アートのタネ”を次世代へ、そして世界へ発信するべく、総勢41組のアーティストらが手がける現代アートと伝統工芸を発表するアートフェスティバルが開催される。
現代アートを扱う「アート部門」には、沖縄県内のアーティストを多く含む日本の芸術家のほか、ベルリン映画祭とベネチア映画祭などでの入選歴を持つ中国出身のアーティスト孫遜をはじめとした、アジアのトップアーティストが集結。
一方、伝統工芸を扱う「クラフト部門」では、スタイリスト兼カメラマンとして広告や雑誌などで活躍する熊谷隆志氏のディレクションのもと、沖縄の工芸品である陶器やガラス、織物、染物、木器などを展示販売する。
北海道白老町にある旧飛生小学校を活用した共同アトリエで活動する、飛生アートコミュニティー作。
手つかずの広大な自然に囲まれて、アートと工芸、そしてやんばるの魅力を思う存分体験できるアートフェスティバル。この機会に、都会の喧騒から離れて、芸術に触れる旅へ出かけてみてはいかが?
期間:2018年12月15日(土)~2019年1月20日(日)
場所:沖縄本島 北部地域
大宜味村 大宜味村立旧塩屋小学校(大宜味ユーティリティーセンター)/芭蕉布会館
国頭村 オクマ プライベートビーチ & リゾート
本部町 海洋博公園
名護市 マリオット リゾート&スパ/カヌチャリゾート/名護市市民会館前アグー像 ほか
※各会場の開場時間は、公式ホームページをご参照ください。
料金:無料
http://yambaru-artfes.jp
アート部門
usaginingen、宇治野宗輝、カゼモニワ多田弘×濱元朝和、河口洋一郎、信藤三雄、THE TETORAPOTZ、孫遜、谷村紀明、椿昇、寺本愛、DOPPEL、飛生アートコミュニティー、中村裕太+谷本研、仲程長治、仲本賢、福本健一郎、藤代冥砂、吉濱翔、Yotta、淀川テクニック
クラフト部門
茜陶房、朝井亜紀、大田クラフト、菊田一朗、Galleryはらいそ、清正陶器、工房ぬりトン、シーサー陶房 大海、SHIZUCAL WAX、眞正陶房、菅原 謙、sou craft jewelry、田里木器、田村窯、陶藝玉城、芭蕉布織物工房、紅型べにきち、PORTRIVER MARKET、宮城友紀、琉球ガラス工房glass32