メーガン妃のフローリストが、アクセサリーラインを発表。
Culture 2019.06.05
結婚式にプリンセス気分を味わいたい人に、見逃せないニュース。メーガン妃の結婚式を担当したフローリスト、フィリッパ・クラドックによるヘアアクセサリー・ラインが誕生した。
結婚式当日、フィリップ・クラドックがアレンジしたブーケを手に、観衆に手を振るメーガン妃。(イギリス・ロンドン、2018年5月19日)photo:Getty Images
ハリー王子と結婚するのはもう無理だけれど、がっかりすることはない。王子とメーガン妃のロイヤルウェディングで世界の女性たちを魅了した王子夫妻御用達のフローリストが、ヘアアクセサリー・ラインを立ち上げたのだ。
2019年春、フィリッパ・クラドックによるヘアアクセサリーラインがスタートした。彼女こそ、サセックス公爵夫人が手にしたスズランとジャスミンのブーケと、ウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂の入り口で新郎新婦を迎えた花のアーチのアレンジを手掛けたフローリストだ。10年前に会社を設立した彼女の顧客リストには、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館、アレキサンダー・マックイーンやディオールといった施設やメゾンの名も並ぶ。そんな実力派フローリストが、未来の花嫁たちのために牧歌的なヘアアクセサリー・コレクションを発信する。
ロンドンの一流帽子職人による手仕事のカチューシャやバレッタには、英国式庭園さながらに、サクラ、大輪のダリア、繊細なヒナゲシなど、さまざまな花が咲き誇る。シルク、リネン、コットンなどの素材で作られた、自然の花以上にリアルな花々が、花嫁のドレスにのどかな雰囲気をプラスしてくれるはず。ただし、値段は最も手頃なもので183ユーロ。安い買い物ではない。
バラのカチューシャはヴィンテージテイストの英国風刺繍入りドレスにぴったりだし、アジサイを三つ編みに配してボヘミアン気分を演出するのもいい。いっそ大胆に、赤い花だけを束ねたブーケはいかが? 結婚式には、何を身に着けても美しすぎるということはないのだから。フィリッパ・クラドックのアクセサリーコレクションは、オンラインショップmatchesfashion.comで購入可能だ。
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花も主役だった、華麗なウェディング。
ミランダ・カーとエヴァン・シュピーゲルは、ロサンゼルスのブレントウッドにあるふたりの邸宅の庭で結婚式を挙げた。美しい花のトンネルからは、バラ、フリージア、アジサイ、シャクヤク、キンギョソウ、チューリップ、ジャスミンなどさまざまな花の香りが漂った。(アメリカ・ロサンゼルス、2017年5月28日)
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ソフィア・ベルガラ&ジョー・マンガニエロの挙式会場となったのは、パームビーチのリゾートホテル「ザ・ブレーカーズ」。ラン、白バラ、アジサイ、白フジが会場を飾った。(アメリカ・パームビーチ、2015年11月22日)
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ケイト・ミドルトンとウィリアム王子の挙式ではウェストミンスター寺院の通路に、王室の領地で栽培された高さ6メートルを超える6本のカエデの木が並べられた。カエデは独立心と自由の象徴。(イギリス・ロンドン、2011年4月29日)photo:Getty Images
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こちらもケイト・ミドルトン&ウィリアム王子の結婚式より。ウェストミンスター寺院の各所には、フジ、アジサイ、ユリなど白い色調でまとめられた装花が。(イギリス・ロンドン、2011年4月29日)photo:Getty Images
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ケンブリッジ公爵夫人の妹、ピッパ・ミドルトンは、田園の風情漂う結婚式を望んだ。各柱にあしらわれた、バラ、シャクヤク、フリージア、カスミソウ、タマリクス、ダリアの花飾りがとてもシック。(イギリス・エングフィールド、2017年5月20日)photo:Abaca
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ピエール・カシラギとベアトリーチェ・ボロメオが愛を誓い合ったのは、イタリアのマッジョーレ湖に浮かぶ島に17世紀に建造された壮麗な宮殿。カップルは白バラで飾られた船に乗って会場へ向かった。(イタリア・ストレーザ、2015年8月1日)photo:Getty Images
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青いペチュニアの列柱、淡いピンク色のスイートピーのブーケ、バラとルピナスの花壇。スウェーデンのヴィクトリア王女とダニエル・ベストリングは花の香りに包まれた教会で結婚式を挙げた。(スウェーデン・ストックホルム、2010年6月19日)photo:Getty Images
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スウェーデンのヴィクトリア王女の妹、マデレーン王女とクリストファー・オニールの結婚式。アカンサス、キンギョソウ、シャクヤク、カスミソウを取り合わせた田園風のアレンジメントをチョイス。(ストックホルム、2013年6月8日)photo:Getty Images
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スウェーデンのカール・フィリップ王子&ソフィア・ヘルクヴィストの結婚式では、アジサイ、シャクヤク、バラを使った、サーモンピンクを基調にした装花が会場を飾った。(イギリス・ストックホルム、2015年6月13日)photo:Getty Images
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モナコ大公レーニエ3世とグレース・ケリーの結婚式が執り行われたモナコ大聖堂を飾ったのはスズランと白バラ。(モナコ、1956年4月19日)photo:Getty Images
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2017年11月に行われたセリーナ・ウィリアムズとアレクシス・オハニアンの結婚式では、秋らしい色合いのバラ、アジサイ、シャクヤクが選ばれた。(アメリカ・ニューオリンズ、2016年11月16日)
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スペインのフェリペ王子とレティシア・オルティスの結婚式では、ユリ、アラム、ジギタリス、シャクヤクなどの白い花が巨大なサンタ・マリア・ラ・レアル・デ・ラ・アルムデナ大聖堂を厳かに彩った。(スペイン・マドリード、2004年5月22日)photo:Abaca
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ツゲのガーランドと小ぶりの白バラが飾られた新郎新婦のテーブル。ジャッキー&ジョン・F・ケネディらしいシンプルな装飾。(アメリカ・ロードアイランド、1953年9月12日)photo:Getty Images
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モナコのアルベール公&シャルレーヌ・ウィットストックの結婚式。花壇には国旗の色である赤と白のスズラン、ベゴニア、多肉植物が植えられ、ふたりの門出を祝った。(モナコ、2011年7月2日)photo:Getty Images
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ハノーファー家のクリスティアン王子とアレッサンドラ・デ・オスマの結婚式が行われた、リマのサン・ペドロ教会。バロック様式の教会の入り口は白バラと繊細なカスミソウで飾られた。(ペルー・リマ、2018年3月16日)photo:Getty Images
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ベルギーのアルベール王子とパオラ夫人の結婚式当日には、ユリ、アルム、バラ、カーネーション、ヒナゲシを組み合わせた、ベルギー国旗色の巨大な花束が宮殿の階段を彩った。(ベルギー・ブリュッセル、1959年7月2日)photo:Getty Images
text:Charlotte Arnaud (madame.lefigaro.fr)