キャサリン妃とメーガン妃の、白髪との付き合い方。

Culture 2019.07.04

ケンブリッジ公爵夫人(キャサリン妃)の白髪が目立ちすぎるとの声がファンの一部から上がっている。一方、義理の妹のサセックス公爵夫人(メーガン妃)も、白髪を隠す方法を模索中だ。髪を染めることは英国の王室典礼で禁止されており、白髪の始まる年齢を迎えたふたりはこの問題にどう対処していくのだろうか?

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シックな装いのキャサリン妃(左)とメーガン妃。(イギリス・サンドリンガム、2018年12月25日)photo:Abaca

エレガントで慎みのあるファッションとヘアメイクのセンスで、これまで概ね満場一致の支持を集めてきたキャサリン妃。だがその彼女をめぐって最近、インターネット上で議論が巻き起こった。ニューヨークに拠点を置く経済誌『International Business Times』が先日、37歳の公爵夫人の栗色の髪に白髪が混じっていることを発見してショックを受けたファンの声を報じた。その後、インターネットフォーラム「Quora」でこの件に関する意見交換が行われ、参加者の意見が大きく分かれた。

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英国アカデミー賞のレッドカーペットに姿を見せたキャサリン妃。パールをあしらった銀のイアリングは、ダイアナ妃の持ち物だった品。(イギリス・ロンドン、2019年2月10日)photo:Getty Images

未来の王位継承者の妻という立場にあるキャサリン妃は、もっと頻繁に髪を染めるべきだと考える人もいる。スター御用達ヘアスタイリストのニッキー・クラークは2015年、先んじて意見を述べた。『デイリー・メール』紙上で彼女は、白髪混じりの髪は見苦しく、まだ若いのだから髪の根元が白くなってきたら絶対に隠すべきだとの見解を語ったのだ。

メーガン妃の工夫。

王室典礼でヘアカラーによる髪染めは禁止されているため、キャサリン妃はヘアマニキュアなどの一時的な毛染めを利用するしかない。メーガン妃はどうしているかというと、ルーズなまとめ髪アレンジで生え始めた白髪をカバーするという手を使っているようだ。

メーガン妃の頭に銀色の毛が混じるようになったのは2018年のこと。今年1月『デイリー・メール』紙のインタビューに答えたイギリス人カラーリストのジェイソン・ホーガンは、メーガン妃は黒の地毛に明るさと柔らかみを加えるため、栗色のヘアマニキュアを活用していると分析している。同氏は同じインタビューの中で、ルーズなまとめ髪は白髪を目立たなくするための工夫だと指摘している。しかし、デミ・ムーア、アンジェリナ・ジョリー、作家でジャーナリストのソフィー・フォンタネル、スペインのレティシア王妃といったセンスのいい女性たちが証明したように、白髪を染めないことは、美容上の選択であると同時に美しさの基準を問い直す態度の表れでもあるようだ。

texte : Violaine Schütz (madame.lefigaro.fr)

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