繊細で美しい天性の声をもつパフューム・ジーニアス。

ヒリヒリとした人生を歌う、儚いシルキーボイス。

『セット・マイ・ハート・オン・ファイアー・イミディエトリー』／パフューム・ジーニアス

ビート　￥2,420

絶望と希望の狭間を行き来するような天性の声とでもいえばいいだろうか。シアトル育ちのシンガーソングライターによる新作は、愛、セックス、思い出、身体などをテーマにしており、静かなる衝撃を与えてくれる。霧の中からおぼろげに浮かび上がってきそうなサウンドにはかすかに米国のルーツミュージックの香りもあり、繊細な歌を美しく彩っているのもいい。

＊「フィガロジャポン」2020年7月号より抜粋

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