キャメロン・ディアス、女優引退で「心の平穏」を得たと告白。

Culture 2020.08.07

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グウィネス・パルトロウが主宰するGoopが配信しているyoutube番組「In Goop Health」に、盟友であるキャメロン・ディアスが登場。女優業を引退したキャメロンの現在について、ホスト役のグウィネスが斬り込んでいる。

オンラインチャットの形で実現したインタビューで、旧知のふたりは終始リラックスした様子でおしゃべりに興じている。

今年初めに夫ベンジー・マッデンとの間に第1子ラディックスを迎えたキャメロンは、母親になってからの新生活について語った。

キャメロンは、なにより母親になったことが、すべての原動力になっていることを強調する。ここ最近になって母親であることをオープンするようになったのも、現在の自身の立ち位置に満足している表れだろう。

「自分が25歳で親になれたとは思えないわ。あなたがいなければ母親になろうとは思わなかったでしょうね」と言うキャメロンに対し、

「あなたは生まれながらの母親だと気づいたわ。そうでない人もいるけれど、あなたは母親になるために生まれたのよ」とグウィネスはキャメロンの母親としての素質を絶賛している。

 2014年公開の映画『ANNIE/アニー』を最後に、映画界から退いたキャメロンだが、グウィネスが、「あんなに成功していたのに、キャリアから距離を置くことをどう感じてる?」と問うと、

「平穏ね。魂の安らぎを得られたわ。ようやく自分自身のことをケアしてあげられるようになったのだから」と、キャメロンは肩の荷が下りたことを率直に打ち明けている。

「あなたにはわかってもらえると思うけど、あの頃のように働いて、自分をさらけ出すのって、とても強烈なの。女優として人前に出て、インタビューに応じたり自分を見せたりするのは、たくさんのエネルギーが自分自身に注がれるのよ」

「忙しくなるほどエネルギーに過敏になり、圧倒されたわ」

「私は自分の人生を良く見直してみたの。映画をつくることで、正当化されていることがわかったわ。人に所有されているのだから。何カ月も毎日12時間、撮影現場で過ごすの。それ以外のことをする時間なんてないわ。私は人生の一部を手放していたことに気づいたわ。だから、それを取り戻す必要があったの」

そして40歳になったときに、「人生に他のものが必要だと気づいたの」

現在のキャメロンは、母親業に専念する傍らで、7月には実業家のキャサリン・パワーと組んでヴィーガンのワインブランドAvalineをローンチするなど、実業家としての活動もスタートさせている。

今後は、グウィネスのように、スクリーン以外で活躍の場を広げてくれそうだ。

photo: The Mega Agency/AFLO, texte: ERI ARIMOTO

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