ナタリアが自らのルーツを祝ったウェディングドレス。

Culture 2020.10.25

ナタリア・ヴォディアノヴァとアントワーヌ・アルノーの結婚式のサプライズ。それは、モデルであるナタリアがロシア人デザイナーのウリヤナ・セルギエンコによるウェディングドレスを選んだことだ。

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ナタリア・ヴォディアノヴァは、結婚式でロシア人デザイナーのブランド、ウリヤナ・セルギエンコのクチュールドレスを着用した。Instagram / @natasupernova

ナタリア・ヴォディアノヴァとアントワーヌ・アルノーはついに愛を誓い合った。新型コロナウイルスのため、ふたりは2020年6月に予定されていた結婚式のキャンセルを余儀なくされたが、ついに式を執り行った。ロシア人モデルの彼女は自身のインスタグラムアカウントで写真をシェアし、パリ16区の市庁舎の出口でアントワーヌ・アルノーと一緒にいる姿が写っている。この市民婚には、たくさんのマスクと花びら、そしてファッションに込めた想いが見られた。花嫁は80年代風のクリーム色のシルクドレスを着用し、大きな四角い肩、浮き上がったように見せるディテールに締まったウエスト、白いパンプスが特徴だ。また、首回りはバーガンディーのレース刺繍が施され、ヴィンテージファッションの持つファンタジーの雰囲気を醸し出している。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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ロシアにスポットライト。

彼女のドレスはウリヤナ・セルギエンコのデザインによるものだ。LVMHグループのCEOであるベルナール・アルノーの息子のひとりと結婚したナタリア・ヴォディアノヴァは、高級グループに属するファッションブランドを選ばなかった。5人の子どもの母親であるナタリアは、自らのルーツを大切にし、ロシア人デザイナーにドレスの製作を依頼した。カザフスタン(当時ソビエト共和国のひとつ)に生まれたウリヤナ・セルギエンコは、モスクワに暮らしている。彼女は11年にブランドを立ち上げ、ロシアだけでなく、そのほかの旧ソビエト共和国の職人たちに協力を呼びかけ、彼らの職人技にスポットライトを当てようと考えた。

ロシアのファッション界で注目されるウリヤナは、18年1月、彼女の友人であり、同じくロシア生まれの起業家でブロガーのミロスラヴァ・デュマに対し、「パリに住む私のニガー(“友人”を意味する差別的な言葉)へ」とメッセージを添えて花束を送ったことでも知られるようになった。

人種的な侮辱に由来する「ニガー」という言葉の使用は、SNSユーザーの怒りを買った。
ウリヤナは、カニエ・ウエストとJay-Zによる同名の曲を参照したと釈明し、ネットの炎上は彼女の謝罪によって鎮火した。

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texte : Adrien Communier (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi

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