コンプレックスなく水着姿を披露する、アラフィフ・セレブたち。

Culture 2021.07.21

サルマ・ハエック、ジェニファー・ロペス、ハル・ベリーは、理想の体をInstagramで披露し、アラフィフ女性の自由で圧倒的なイメージを象徴している。彼女たちのような新たなロールモデルが世にもたらす影響をチェックしてみよう。

jennifer-lopez-defile-versace.jpg

ヴェルサーチの2020年春夏ショーにゲスト出演したジェニファー・ロペス。(ミラノ、2019年9月20日)photo : Jacopo Raule/Getty Images

「ベリッシマ(とても美しい)」「結婚して頂けませんか?」「わぉ!あなたのシルエットは死ぬほど美しい。アラフィフ女性にインスピレーションを与えてくれる」

水着姿の写真を投稿して以来、サルマ・ハエックは曲線美でインターネットユーザーたちを魅了し、このような称賛が送られている。54歳の女優は、肌が時間と年齢に反比例しているように見えるアラフィフセレブのひとりだ。

ジェニファー・ロペス、コートニー・コックス、トレーシー・エリス・ロス、エリザベス・ハーレー、ハル・ベリー、さらにはスーパーモデルのエル・マクファーソンと同様、メキシコ出身のスターはInstagramに定期的に投稿し、シンプルなビキニを着て筋肉質な体とボディラインを披露している。

 

 

2021年2月に出演したテレビ番組「エンターテイメント・トゥナイト」で告白したように、開放的な姿のサルマ・ハエックの写真。

「年末にはビキニを着こなせるように、しっかり減量し、運動もたくさんしなければならなかった。写真をとってもらって良かったし、バカンス最初の週だったので恥ずかしくない」と彼女は説明した。

2019年、サルマはすでにターコイズ色のツーピース姿の写真でセンセーションを巻き起こし、鋭いコメントを添えていた。「明日は53歳になるわ。だから何?」

---fadeinpager---

”ベストな逆光の中で自分を見せる”

ソフィー・フォンタネルは、ツーピースの水着姿の自分の写真を投稿したが、あえて修正しなかった。58歳のジャーナリストは、思い切った行動をとったことを告白し、水着の購入が依然として試練になっている人々を想った。

「毎年夏になると、自分たちの体は見せるに値するかどうか不安に思うものだ」と彼女は言う。

24万8千人ものフォロワーを持つ彼女の「特殊効果やフィルターのないメッセージ」は、特に彼女の大胆さを称賛する女性から広く支持されている。

「世のスターたちはベストな照明の下で自らを見せる。私は、ベストな逆光の中で自分を見せるわ」と笑った。

 

2015年、作家でジャーナリストのソフィー・フォンタネルは髪のカラーリングをやめることですでにタブーを破っていた。その経験を基に彼女は小説「L’Apparition(外見)」を執筆した。

「自分の年齢のために美しくいる必要はない、しかし、年齢に応じた美しさを身につける必要はある」

“若い頃は特に美しい”とは思っていなかった彼女は、何年にもわたって美しさを増してきたとさえ感じている。

「おかしくなんてないわ!それに、クールな所作が美しく見せると思うの」

---fadeinpager---

願いを実現するために自分をさらけ出そう

『Les Quinquados(アラフィフ)』の著者である社会学者のセルジュ・ゲランは、水着を着たアラフィフのセレブたちの写真は、「まだまだ自分たちが活動的であり、願望や自らの目標やプランがあることを主張する方法だ」と言う。

SNSが世に出る以前、「アラフィフ世代はあまり主張してこなかった」と彼は回想する。

「Instagramでは、メディアや社会で目立たなかった人々がいまや世界中に次のように語りかけている:“あなたは私のことを見たくないかもしれないけど、私は自分をさらけ出すわ。あなたが好きだろうとそうでなかろうと、こんな自分を幸せに思う”と。いま一度願いを実現する方法なのです」とセルジュ・ゲランは分析する。

そして、アラフィフ女性が印象的なのはInstagramに限ったことではない。

ファッション界では、シンディ・クロフォード、ナオミ・キャンベル、ヘレナ・クリステンセンなど、1990年代のスーパーモデルたちが定期的にショーで活躍している。

また映画界においては、「ヒットマンズ・ワイブズ・ボディガード」のサルマ・ハエック、「ワンダーウーマン」のアマゾン戦士役のロビン・ライト(55)や、「モンタナの目撃者」の消防隊員役のアンジェリーナ・ジョリー(46)のように、45〜55歳の女優がアクション映画の中で非常に肉体派な役を演じるのを見かけるのはもはや珍しいことではない。

---fadeinpager---

スポーツは一番のアンチエイジング

「人間はヨーグルトではありません。閉経後の女性を含め、賞味期限は存在しません。どんな年齢であっても、自分の体と健康づくりをすることができます」とセルジュ・ゲランは言う。

そして、多くの研究が発見してきたように、スポーツは最高のアンチエイジングである。

「スポーツは自信を取り戻します。物事を行うことへの恐れが減り、見た目も若々しくなります」とルシール・ウッドワードは同意する。フィットネスクラブのオーナーであるルシールは、定期的な身体活動とバランスの取れた食事があれば、どの年齢でも体型を整えることができると確信している。

「年齢はいくつでも始められます。絶対的なルールは決して止めずに継続することです」。

したがって、Instagramで公開されているこれらの夢のようなボディの裏側には何よりも「一貫性と規律という名のトロフィー」の存在をルシールは感じている。

「年齢の割にかなりの筋肉量を有する体の場合、その背後に多くの努力があります」と、Body by Lucile(ボディ・バイ・ルシール)プログラム(YouTubeのチャンネル登録者数50万人以上)のクリエイターである彼女は説明する。

「35歳から、人の体、特に女性の体は筋肉を浪費しています。これは正常なホルモン現象です。また、お腹と上半身にはより肉がつきやすくなります」とルシール・ウッドワードは説明する。

美しい見た目のためには、彼女は週に「少なくとも」2回のスポーツセッションを推奨している。1回はヨガやピラティスなどの筋肉強化、もう1回はダンベルだ。

専門家によると、筋肉増強は骨粗鬆症にも効果的だ。「(筋肉をつけることで)良い姿勢を保ち、若く見えるものです」と彼女は述べる。

 

 

---fadeinpager---

人生としっかり向き合う、美しさの哲学

自分自身の年齢と調和し、誕生日の数字に縛られず、歳を重ねることに不安を持たないため、人生の道としっかり向き合うことは、ポップスターのジェニファー・ロペスの哲学である。

「25歳まで、私たちは生まれつきの顔をしている。25年後、私たちは自分の生き方を反映した顔になる。つまり、良い顔になりたければ、内面が美しい人間になることが重要よ。自分の思考と行動が反映されるの」と彼女は化粧品ラインの立ち上げで説明した。

そして、51歳のスターは次のように結論付けた。「『50歳を越えても美しい』と言われたい女性はいないわ。年齢に関係なく、彼女は美しいの方がいいわね」

text : Stéphanie O’Brien (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories