ハリー王子&メーガンが最新インタビューで語った、16の主張。

Culture 2021.03.10

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米現地時間7日、ハリー王子とメーガン・マークルのスペシャルインタビュー番組「Oprah with Meghan and Harry」がついにCBSで放送された。

 

夫妻が英国王室のシニアメンバーとしての役割から正式に退いて以来、初めて応じたインタビューに世界中がくぎ付けとなった。2時間に及んだ放送では、大方の予想通り爆弾発言も多く含まれたが、夫妻は司会のオプラ・ウィンフリー相手に実にさまざまな主張を繰り広げている。以下に主要な言い分16項目をまとめてみた。

1. メーガンは、打算的な考えに基づいて英国王室の一員となったのではない。現にハリー王子がどんな人物なのかを調べることなく、恋仲になった。

2. ハリー王子&メーガンの結婚式当日に、フラワーガールのドレスを巡ってメーガンがキャサリン妃を泣かせたという噂が駆け巡ったが、メーガンは泣きたかったのはむしろ自分で、この話がキャサリン妃によって世に出回ったことで逆に傷ついたと主張。

3. ウィンザー城のセント・ジョージズ礼拝堂で執り行われた結婚式の3日前、秘密裏にふたりはプライベートな式を挙げていた。出席者はハリー王子とメーガン、そして立ち会ったカンタベリー大司教だけ。

4. アーチー誕生時に肌の色が黒くないか気にしていたロイヤルメンバーもいた。アーチーが王子でもなければ称号も持たないのは自分たちの決定ではなく、王室側に人種差別があったから。そのおかげで警備もつけられなかったとメーガン。

5. 人種差別に直面し、メーガンには自殺願望が沸き起こった。絶え間なく恐ろしい考えがつきまとうようになり、生きることに希望を見失いかけた。その際にメーガンを支えたひとりに、亡きダイアナ妃の親友が挙げられている。

6. 夫妻の第2子は女の子。

7. ハリー王子が英国王室から離脱するのを後押ししたのはメーガンではないとハリー王子。“メグジット”を事前に女王に知らせていなかったという噂も否定。

8. 俳優、劇作家、映画プロデューサーなどマルチに活躍する盟友タイラー・ペリーが“メグジット”後の彼らを保護。セキュリティがしっかりしたカリフォルニアの自宅に一家を住まわせてくれた。

9. 王室がふたりを支援してくれていれば、いまでもロイヤルメンバーのままだったとハリー王子は断言。

10. ダイアナ妃が生きていたら、王室を離脱するという事態に腹を立て、悲しんだだろうが、最終的には自分たちが幸せになることを望んでくれたはずとハリー王子。

11. 父チャールズ皇太子は王室と夫妻との橋渡し的役割を果たしており、ハリー王子は電話で連絡をとっている。

12. 一緒に地獄を経験してきたウィリアム王子のことは、心から愛しているとハリー王子。別々の道を歩んだ現在の関係を“空洞”と表現し、時間がすべてを癒してくれるとコメント。

13. 女王を描くNetflixの人気TVシリーズ「ザ・クラウン」をふたりとも見たことがある。

14. ハリー王子は長年、王室の中に閉じ込められていると感じていたと告白。システムの中に閉じ込められて、出て行くことができない父と兄には大きな同情を抱いているとも。

15. 永遠にロイヤルであり続けることが夫妻の願いであり、正式な離脱は意図していなかった。

16. “メグジット”後の財政的な援助はなかった。そのため、セキュリティの資金を確保する必要に駆られ、当初の計画ではなかったNetflixやSpotifyのポッドキャスト番組との契約を結ぶに至った。

この番組の視聴を受け、各界のご意見番によるさまざまな見解が飛び交っているが、ヒラリー・クリントン前国務長官などメーガンを擁護する声も目立ってきている。

一方で、王室側が本格的に調査に乗り出した、メーガン妃による側近へのいじめ問題もそろそろ報告がされそうで、その“反撃”が待たれているが、関係の泥沼化は回避できそうにないきな臭い状況だけに、世界中が固唾を飲んで見守っている。

photo : Reuters/AFLO, texte : ERI ARIMOTO

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