セザール賞に華を添えた、フランス映画界のカップルたち。
Culture 2021.03.13
今年は3月12日に開催されたセザール賞授賞式。マリオン・コティヤールとギョーム・カネ、ジャン・デュジャルダンとナタリー・ペシャラ、ヴァンサン・カッセルとティナ・クナキー、シャルロット・ゲンズブールとイヴァン・アタルなど、フランス映画界のカップルの姿は、フランス版アカデミー賞ともいうべきセザール賞授賞式のレッドカーペットに華を添えてきた。そんなカップルたちの姿を振り返ってみよう。
2017年2月24日のセザール賞授賞式に登場したジャン・デュジャルダンとナタリー・ペシェラ。 photo : Getty Images
感極まったペネロペ・クルスは、サル・プレイエルの聴衆の賞賛のまなざしを浴び、思わず涙した—。
2018年3月2日、ペネロペ・クルスは、尊敬する監督ペドロ・アルモドバルとマリオン・コティヤールから、セザール賞名誉賞を贈られた。あまりの喜びに、ペネロペの夫ハビエル・バルデムも観覧席から舞台に。ヴェルサーチのエレクトリックブルーのビュスチェドレス姿で会場を魅了したペネロペは、白いタキシードに身を包んだハビエルの腕に抱かれて退場した。
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見逃せないカップルたち
その2年後の第45回セザール賞授賞式では、ヴァンサン・カッセルとティナ・クナキーの”年の差カップル”がセンセーションを巻き起こし、司会者を努めたフローランス・フォレスティも2人の30歳という年の差をからかうのを忘れなかった。
名誉ある式典のレッドカーペットを歩いた象徴的なカップルは、彼らだけではない。普段は公の場にあまり姿を見せないシャルロット・ゲンズブールとイヴァン・アタル、ヴィルジニー・エフィラとニールス・シュナイダー、メラニー・ティエリーとラファエルなど、普段はあまり姿を見せないカップルもセザール賞のセレモニーには珍しく参加。彼らの登場は注目を集めた。
texte : Chloé Friedmann 1 ( madame.lefigaro.fr)