フォトグラファーユニットAMU、初の展覧会を表参道にて開催!
Culture 2021.05.25
中川十内、戸田嘉昭、池田保、近藤正一――― 広告や雑誌の世界ではベテラン中のベテラン。編集者たちなら一度はともに仕事をしている物撮りの巨匠たちだ。ライバルだったオヤジたちがひょんなことで意気投合、2018年からタッグを組んでオリジナル作品作りに取り組み始めた。今回、その結晶が一同に集まる初の個展が、5月25日から表参道のギャラリー5610にて開催される。

展覧会のテーマ「POLYPHONIC COLORS」のメインビジュアル。「POLYPHONIC COLORS」とは、モノ(個人)ではなく、グループセッションとして、複数の独立した担い手が織りなす“カラー”で写真という音楽を奏でる試みを意図して命名された。ジャズセッションのようにインプロビゼーションで行うため、本人たちも想像しえない、予定調和を超えた作品にトランスフォーム。
4人の仕事における作風からは想像できないこれらの作品は、「4人でひとつのものを創る」ことにこだわって辿り着いた結果。写真は見るものだが、創る過程の「見えない」気分を大切にしたい、自分たちが想像したその先へと到達できるような予感を楽しみたい、という思いでひとつひとつのビジュアルづくりに取り組んできた。

観る人の感性に委ねたいので、タイトルは敢えてつけていない。
まるでミュージシャンが、それぞれの楽器で奏でる音を持ち寄り、自由に演奏するジャズのセッションのように。プロとして長い間、第一線で活躍してきたからこそ過程を慈しめる。そこから想像を超えた表現が生まれる可能性を信じるベテランたちは、心はクリエイションの悦びにときめく若者のようだ。
老後やリタイアという発想が化石になりつつあるいま、こんな時間があったらいいなと思う。
先が見えない時代だからこそ新しい挑戦を続けたい、ニューノーマルの時代だからこそアートは必要であると、緊急事態宣言下でも展覧会を行うことを決意した。できる限り多くの人が観に訪れられたらと願う。

出版業界では重鎮でもファインアートの世界ではフレッシュメン!
各人のイニシャルからなるKNIT (Kondo, Nakagawa, Ikeda, Toda)を「編む=AMU」と和訳。異なる作品やテイストを互い違いに組み合わせてひとつの形に作り上げるスタイル。
会場:ギャラリー5610
東京都港区南青山5-5-10 5610番館
期間:5/25(火)~6/5(土)
開)11時~18時(日~木)11時~19時(金、土)※最終日は11時~17時
※撮りおろし作品28点の展示・販売も行う。
www.deska.jp
texte : NORIKO FUJIMOTO



